5.綱渡りの生活と自殺と
■借金苦
病弱なので、家でできる仕事を考えSOHOを始めるといって、テキスト代や商材を仕入れたりした複数のショッピングローンの支払いが重くのし掛かっていました
けれど
病気の調子が戻るまでの数ヶ月間の収入は無く
回復し、職を転々としている間はとてもじゃないけど生活レベルに達しない
貯金は見る見るうちに底を尽きました
カード会社からお金を借りることなど考えたこともなかったのに
生命保険を解約し、わずかな解約返戻金を受け取ったり
子どもの学資保険まで解約し、預貯金は全て支払い口座へ
ガソリン代が毎月引き落とされるカード
少し足りない分を借りないとどうしようもなくなってしまった
毎月10,000円くらいなら大丈夫だろう
まさかカードでお金を借りることになるとは・・・
そして、カード会社からの借金やショッピングローンを
銀行の低利の「おまとめローン」に変えた
これが失敗だった
その支払いがあるのにもかかわらず、それを払うためにまた借り入れることに
あっと言う間でした
絶対あり得ないと思っていた 多重債務
「住宅ローン+300万の借金」で、返済困難に陥りました
■そして
給料が高い会社を探すと、生命保険や損害保険の募集営業員など見つかりました
損保会社へ入社し、なんとか支払える状況になったのは良かったんだけど
借金を返すのがやっとで、ぎりぎりの生活
この時、生命保険に入りなおしました
裁判所へ無料相談にいけば、自己破産しかありませんね・・・
といわれ、仕事に集中できない
そして仕事ではノルマをクリア出来ず1年足らずで余儀なく退職
もうだめだ・・・
この頃が精神的に一番辛かった時だったように思う
生命保険はわずかだがある
自動車任意保険もある
・・・運転中、対向車線の大型トラックに飛び込めば・・・自分も家族も楽になる・・・
いっそ、一思いに、と何度も思った
そのたびに、かわいい二人の子どもの声が聞こえる
妻の笑顔が浮かぶ・・・
■思い直して
解決方法の情報を集めたり、銀行へ行き住宅ローンの返済計画の変更手続きや
少しでも負担が軽くなるような方法がないか情報を集め
出来ることを実行
そうしている間にも、借金督促の電話や督促状が次々に届く
家族にも、「わかんない人からお父さんに電話」という
■遠くに光が
そんな中、対処方法を勉強するのに出会った1冊の本
「借りたカネで死ぬことなんかない!」の文字が目に入り、
引きずり込まれるように読んだ「借金にケリをつける法」
- 猫次郎が教える借金にケリをつける法―借りたカネで死ぬことなんかない!/吉田 猫次郎
- ¥660
- Amazon.co.jp
「吉田猫次郎さん」 http://www.nekojiro.net/
サイトを隅から隅まで読み、メール読者登録
一筋の光が射しました
これを機会に、少々荒っぽい題名ですが、「借りたカネは返すな!」や
弁護士「高橋裕次郎氏」監修の「借金整理のしくみと手続き」を読み
当時(03年頃)グレーゾーンのことや、債権整理機構のしくみなども理解することができました
- 図解 借りたカネは返すな!―目からウロコの合法的“借金”帳消し術/八木 宏之
- ¥1,000
- Amazon.co.jp
- すぐに役立つ借金整理のしくみと手続き―任意整理・個人民事再生・特定調停・自己破産/高橋 裕次郎
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
今でこそ、消費者金融でグレーゾーン金利のことが話題になっていますが
当時は、借金の件で裁判所へ行くと、無料相談してくれる弁護士と無料相談日程を教えてくれましたが
いざ弁護士に会ってみても、 「自己破産するしかないですね」 の一言
そりゃそうだろうな
金を持ってない人に、弁護してくれといわれても、弁護料は払ってもらえそうもないと考えるのが普通でしょう
個人再生法などの方法があるなど、いろいろわかり、目の前に一筋の明かりが
見えたような気がしました
それから、 「なんとかするんだ」 「なんとかしないと」 と前へ前へ進みました
現在では当時と比べると、はるかに現在の方が状況が良くなっている気がします
TVやニュースで全国を挙げての気運となり、当時から社会問題を指摘してきたこの方たちのお陰でしょう、そして
借金苦の自殺者が後を絶たない事実
そんな1年後だったでしょうか
身近で、わたしの行き付けのガソリンスタンドの店長さんが、「借金苦で自殺」と地元紙で見たのは・・・
一緒にスタンドで働く明るい奥さんと、小学校6年生の娘さんのことを考えるといたたまれなくなります
法律にのっとって商売をしているといえども、借り入れる人も分かって借りているけれど、暴利ともいえる利益を稼いでいたノンバンクは常識を逸している気がしてなりません。出資法と利息制限法を今一度理解しておきたいと思います
ノンバンク各社は今期業績の下方修正を次々に発表しています
原告側の払いすぎた利息分の返還訴訟で、返すべきものは返せばいいと思います
適正な利益・常識的な決算に戻るのだと思えば、それでいいと思っています
今振り返ると猫次郎さんには本当に本当に感謝しています
続く