ワキガの治療には、病院や美容クリニックの他にエステティックサロン(以下エステ)でも、理学療法によるワキガ治療が行われています。
ワキガで悩む女性が増えているためでしょうか?「当エステサロンではワキガを治せます」という広告をよく見かけるようになりました。
どういう治療方法かというと、だいたいどの方法も「永久脱毛法」をワキガ治療に応用したものです。
この方法は、ちょっと難点がありまして、ワキガを完全に治すことが困難なのです。
具体的に、主な方法を3つほどあげてみます。
1)電気分解法
エステで行なわれる脱毛法で、ワキガを抑制すると言われています。
一般に幅広く行われていて、脱毛法としては最もポピュラーな施術法です。
毛穴に針を挿入し電流を流すことによって、毛根をアポクリン汗腺分泌口と共に破壊してしまいます。
ワキガ治療をするうえで、この方法の最大の難点はその手間です。
電気分解法は、脇毛根を1本1本処置していくため、片方の脇でも約800本の毛穴があると言われている中、時間はかかるし、費用もかさみます。
また、エステでは麻酔が使用できないため、毛穴に針を刺すときの痛みに耐える必要もあります。
治療とは言われていますが、ワキガに対しては毛穴を一時的にふさぐだけなので、暫くの間しか効果がなく、汗腺自体は生きていますので、ワキガ臭がなくなったとしても程なく再発します。
2)電気凝固法
電気分解法と同じように、エステで使われる脱毛法で、永久脱毛で使われる療法です。
ワキガの毛根がら数ミリ離れた位置に針を刺し、高周波電流を流します。
高周波電流を流すことによって、毛根を固めてしまってから、抜き取る方法です。
アポクリン汗腺や皮脂腺も同様に高周波電流で破壊するので永久脱毛と、ワキガの両方に効果的だとエステでは言いますが、実際にはこの方法も再発してしまうケースが多いようです。
汗腺類を完全に破壊することができていないのが現状です。
3)インフォレーゼ法
エステで行う方法の中では、永久脱毛よりもワキガを軽減させることに重点を置いた方法といえます。
電極に巻きつけたホルマリン溶液に浸したガーゼ等を、脇にあてて電流を流し、アポクリン汗腺の分泌口を閉じることによりワキガを抑えようとする治療法です。
しかしながら、上記の永久脱毛・わきが同時治療と同様、汗腺類を破壊するまでには至らず、3週間ほどで、再発してしまいます。
エステでのワキガ治療は、どの方法も一時的であるということを認識しておく必要があります。
また、エステでは脱毛を主目的としているので、こうした理学療法は、女性にとっては好都合かもしれませんが、男性にとっては抵抗感を持つ人が多いと思います。
そうなるとニオイだけを取りたいという方には、クリニック等でのワキガ手術がオススメの治療方法ということになります。
従来行われてきたワキガ手術には、レーザーサクション法、皮下組織掻爬法、皮下組織削除法、皮下組織吸引法、切除法、剪除法などがあります。
以前は、手術での傷跡や引きつった感じが残ったりし、また通院・入院が必要で費用もかかったため、手術に踏み切れなかった人も多かったのですが、最近では、最先端の技術での手術法も開発されています。