6月は実家に帰らない月で、かなりのんびりと過ごしていて。
漫画をはじめとする各種コンテンツにかなりの時間を費やしました。
 
そのほか、自分一人では親しまなかった?であろうコンテンツに
触れた件を振り返っておこうかと。
 
ひとつは今月入ってすぐに訪れていた、上野の国立博物館の催し、
蔦屋重三郎展。

 

 

6月15日で終わっちゃってるので、今頃共有されても…という感じかと思いますが、すみません笑い泣き

こんな感じだったんだ、ということで。

 

 
今年の大河ドラマの主人公、蔦屋重三郎。通称蔦重(つたじゅう)。
 
大河ドラマを観てない方はおそらくご存じないと思いますが
江戸時代(1700年代後半)に活躍した出版コンテンツクリエイターといいますか。
本屋の店主ですが、当時の本屋は自ら出版・編集業も兼ねていたようで
小説や歌の本から浮世絵に至るまで、多くの作家と組んで作品を世に送り出した名プロデューサーみたいな人です。
 
このドラマが始まった時は
「うーん、舞台は吉原かあ…
人身売買で売られ無理やり性産業に従事させられる女性たちの街で
ビジネスで成功していく男の話って…なんかこう、複雑な気分だわ…」
と今一つ乗り切れないでいたんですけども
 
まあ流れで見てしまうと…
 
心根のいい主人公が
いろんな人を巻き込んで「一緒にひとつ面白いことやりましょうや!」ってタッグを組み
生み出した作品が大衆にウケるという成功体験を重ねる話なんて、
どうしたって面白く見れてしまうものでしてね…
蓋を開ければ、なんだかんだ毎週観ているという。
 
で、彼が出版した書籍や、共に仕事をした作家や絵師たちの作品が展示されていたのがこの蔦重展でした。
 
とはいえ、展示室内は写真禁止でして。

 

 
ちょうど込み合う時間に行ったこともあり、
壁沿いガラス張りの展示の前に二重三重の人垣ができる具合で
「これだから日本の美術館はイヤなんだよ…!(怒)」とテンションダダ下がりしましたが
最初のほうの展示にこだわらず後半に行けばもう少しスペースができ、そこそこじっくり観られました。

 

今後の展開に関わっちゃうので、ネタバレ絶許という方は読まないほうがいいかも

 

…でも、ここまでの流れで大体お察しのことと思いますけど(既に喜多川歌麿が出てきてる時点で)

 

今後浮世絵プロデュースに力を入れる展開になるようで、展示も浮世絵がけっこう多めでした。

 

 

最後の方に写真撮影OKコーナーありました。

 

 

蔦重役は横浜流星さん。

 

 

番組のオープニングが流れる間に、画面が静止して絵画風になる、その絵を展示してて楽しかった。

 

 

あと、日本橋を再現してるようなエリア。

 

 

蔦重の本屋さん、耕書堂。

 

 

セットをちょこっと再現。

 

 

撮影小道具とか

 

 

衣装デザイン画とか

 

 

ドラマを見ている人には楽しい展示でした。

 

 
Mさんに誘ってもらえてよかったです!!
 
 
 
もう一つは、
 
お友達Nさんが観てすごくよかったという映画『国宝』、私も観にいきました。
レビューとかネットでの評判とかめちゃくちゃいいじゃないですか、気になってたんですよね。
 
3時間の長丁場、朝から飲み物を控え直前に桜餅を食べて(トイレ対策)緊張しながら臨みました。
 
感想は、ネタバレ防止のために最後に書きますね。
これから観る人は絶対読まずに見た方がいいと思うので。

 

昨日は、友人Oと吉祥寺で買い物&食事。

Oが『国宝』を観た後に合流し、感想を語らいましたw

 

 

高校からの同級生O、私と同じく親の介護がスタートしてまして

今年の秋に札幌に戻るかも、という。おお…ちょっと寂しい。

でも私もしょっちゅう札幌に帰るし、その都度会えば今より高頻度で会うことになるかもしれないw

 

 

雨が降ったり晴れたり、蒸し暑い日のコーデはこちらでした↓

 

 
セールとプチプラをいいことにまたお買い物しちゃった…それはまた別途。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、求められてないと思いますけど、感想、書きますね?
ネタバレありですので、これから観る人は絶対ダメですよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
OK?
 
 
そもそものテーマ(世襲制)が私と相性が合わなくてですね…

あと人物描写の深さとか、ストーリーのフックの具合が私の好みと合わず

 

大変正直に言うと、

私にはそこまで刺さりませんでした…くうう、マイノリティ!!

 

いや、映像がすごいことはわかります。美しくドラマチックに撮れててすごい。

もちろん演者の方の演技も、習得された舞踊やせりふ回しも、素晴らしいと感じる。

3時間という長さが全然気にならないほど没頭できたし

興奮して観たせいかずっと暑くて上着脱いでノースリーブで観たくらい。

 

でも私が期待するポイントが、この監督の価値観(と世の中の多くの人々)とは違ったみたい。

 

主人公の歌舞伎の師匠が死んでしまって、喜久雄が完全に干されて。

御曹司が戻ってきて、あれよあれよと歌舞伎界に返り咲く。

背中に彫り物ありのホステスだったかつての恋人が、完璧な梨園の妻となる。

 

いや…部屋に入り芸に励み、才を認められ、

師匠の借金も肩代わりして払うまでめっちゃ貢献して支えてきたのに?

そんなにあからさまに干されることある??

死後のことまで根回ししてくれなかった師匠も、経済的に支えられてきたであろうおかみさんも、

確かな絆があったはずの御曹司も、

芸を評価してくれていたはずの歌舞伎界も、世間のお客さんも、

誰も喜久雄に手を差し伸べてくれないんだ…??

(それとも描かれてないけど喜久雄がそれだけ人望ないほど人格破綻者だったわけ?とまで思う)

 

そこで私は絶望して傷ついちゃって。やっぱり世襲とかクソだ、

私、生まれによって差をつけられることが何よりも嫌いなんだったわ、と思い出す。

心の中のエレンが進撃を始めてしまったわけですムキー

 

で、結果的には人間国宝の万菊さんの計らいで、ぬるっと歌舞伎界に戻ることができ

それからあれよあれよと順調に歌舞伎キャリアを積み直せるわけですが

 

あれほどの絶望的な立場にいた喜久雄のために、

万菊さんがどこに、どんなふうにかけあってくれて

だれがどんな風に考えを改めてチャンスを与えてくれるに至ったのか?

 

そこがちょっとでも描かれていたら、まだカタルシスがあったと思う。

でもそこは深堀はせず「まあ結果がこうなんで、察してね」という監督。

 

多くの方は、そこで流して前に進んで、

 

脚を失う寸前の御曹司と喜久雄の曾根崎心中のエモさとか

結果的に人間国宝になり不義理をした娘にも認められるサクセスとか

その後の人間国宝渾身の鷺娘の美しさに心を打たれると想像するんですけど

 

私の心は歌舞伎界の冷たさに打ちのめされたあの日々から帰ってこなかったのです…。

喜久雄はすっかり乗り越えてるのにね。

 

冷えた心はエンディングの井口理の歌声でも癒されず、

心に残ったのは、「登場人物、誰にも共感できなかった…好きなの興行主の二代目だけだわ」という後味。

 

“歌舞伎役者じゃない俳優が全く遜色なく歌舞伎のシーンを再現しかつハイセンスな映像であますとこなくその美しさを堪能できる”というこの映画のキモをもってしても、心の中に住む巨人化したエレンを宥められなかったことに、我ながらショックを受けました。

 

いや、そんな、常に人間ドラマを求めてるタイプじゃないんだけどな…

ゴジラ-1の群像劇より、シンゴジラの山手線爆弾の方が好きなタイプなんですよ??

 

まあ純文学より推理小説が好きなタイプなのでね。

とにかく自分が1点引っかかると、そこが気になって動けない性格だということをつくづく思い知りました。残念。

 

ただ、鑑賞後にNさんとやりとりして、違う視点も得られたりして楽しかったです、

自分のクセ?を改めて実感する機会にもなったり。


以上、たまにしか映画観ないくせに長々感想語っちゃって失礼しました。