で、
マヤ文明、ボヤッとしかわかってないんですが…
紀元前の大昔から、スペイン人に侵略される16世紀まで、
メキシコの先っぽ、ユカタン半島からちょっと南にかけてのエリアで発達した文明で
大きな一つの国があったわけじゃなく、そのエリアにあるいくつもの都市にそれぞれ君主がいて、小さな国家のように機能してたらしい。
このチェチェンイッツァがあったあたりも都のように大きく栄えた時代があったそう。
しかも、2回に分けて。
いくつか遺跡が残ってるんですが、
多くは宗教に関わる神殿系、あとは競技場に、
今回は見なかったけど天文台なんかもあるらしい。
マヤ文明は、天文学に長け、独自の暦ももってるといいますもんね。
そういえばマヤ暦見てもらったりしたな〜。
といわけで、
最初に向かったのは、やっぱりこのピラミッド。
スペイン語で城・城壁を表す「エルカスティージョ」と呼ばれ、
9世紀ごろに建てられた、当時の神殿なのだそう。
四角錐の形をしてて、
4面それぞれに91段の階段があります。
それが4面で91×4=364
頂上の神殿部分を1段と考えて足すと365、一年、ということらしい。
あと、ピラミッドの段差としては9段あって、階段で分けられているから18段(?)
それでマヤのハアブ歴の18か月を表すとかなんとか…
なおこの階段、2006年までは観光客も自由に登れたんですって。
その年に転落事故が起きて、それ以来上るのは禁止、見るだけになってます。
で、こちらが正面にあたる北面。
春分の日と秋分の日には、この階段の側面に当たる光がピラミッドの9段の段差の陰のせいでジグザグと蛇行するように見えて、その様子が“蛇が出現する”とか“蛇に羽が生える”とか言われて
観光客が押し寄せるんだそう。
ククルカンの頭像だけ近くでも見つかったと教えてもらったけど、なぜかは忘れちゃった。
東側の半分と南側は完全修復はされてなくて、角が取れゴツゴツとした石が積みあがってる状態でした。
自分で登ってみたかったなあ~、上の神殿部分も見てみたかった。
でも今ほど観光客が増えちゃったら、フリーアクセスは無理でしょうね、すぐ傷んじゃう。
入れない神殿部分を復元した模型とかCG映像とかを見られるビジターセンターとかあったらいいのに。
いや、もしかしたらあるのかもですが、限られたツアー時間では全く立ち寄らず。残念。
他にも遺跡が点在。
こちらは「戦士の神殿」
神殿を石柱が囲んでるので、千本柱の神殿とも呼ばれているらしい。
さっきの写真にはちょびっとしか写ってないけど、最上部には、生け贄の心臓を置く人型の台座があるそうな。
これ↓ チャック・モールというみたい。
生け贄文化は、メキシコの真ん中らへんのトルテカ文明が発祥で、それが持ち込まれて融合したらしいです。
これも登って実際に見られたらいいのになあ~。
お次は競技場。全長150mのだだっ広い広場の両脇に壁。
2チームに分かれて、ゴムボールを手を使わずに上腕とか腰(?)とかで運び、壁の上の方に取り付けられたこのわっかに通したらゴール、って競技らしいんですけど
そのほか、
「ビーナスの台座」、レリーフが彫られてて当時の神様的なのがいろいろ表現されてて、ちょっとアンコールワットみありました。
ククルカン再び。
これは「頭蓋骨の台座」、ドクロが彫られてるのわかりますか。
こちらはジャガーの神殿。
え、ジャガー像、かわいい。
というわけで、帰国前の滑り込みトリップで訪れた、カンクン。
日本から行くにはあまりに遠いので、アメリカから行くことができてラッキーでした。
また今まで経験したことのないタイプのホテルステイで、いい経験になりました。
ただ事前の想像通り、我々にはオールインクルーシブはもったいないかな、
パリピなショーが見られたのは楽しかったですけどね。
旅先でも結局お子さんの食事どうするかで頭を悩ますファミリーや
育ち盛りでたくさん食べるお子さんのいるファミリーにはピッタリかと。
(特にママが)リラックスして過ごせてとてもいいのでは、と感じました。
あと、お酒に強くて昼からでもいくらでも飲める人にも最適。
以上、カンクン旅行記でした。