目的地に近づくと、岩山が増えてきます。
ユタ州にイン。
モニュメントバレーはナバホ族の管理する公園になっていて、
そのパーク内にはホテルもあります。
ここに泊まれば日の出や日の入りなど、フォトジェニックな景色を部屋のバルコニーから堪能できるのですが…
残念ながら満室で予約とれず。
金環日食の前の日ですからね、相当前から埋まっていたと思われます。
ひとまず宿泊していなくても入れるテラスで、パークを見渡します。
お昼時なので逆光ですけど、それでも雄大さは伝わるでしょうか。
こちら、荒涼とした大地に直立する岩山(ビュート)や台地(メサ)が点在する様子がまるで記念碑が立ち並ぶように見えることから、モニュメント・バレーと呼ばれるのだそうです。
で、どうやってできたかというと、これまででおなじみの水の浸食とか、風化とかで台地が削れてこうなったと。
なんとグランドキャニオンも遠い未来にはこのモニュメントバレーのような姿になるんですって!
というわけで、レンタカーでパーク内の道路(バレードライブ)を走り、11か所ほどある見どころスポットを周っていきます。
なお、今回の旅で我々が借りた車は日産アルティマ。
四駆ではありますが、普通のセダン。
各種ガイドブックには「道が悪いのでSUV推奨」とあり、心配性の私はオフィシャルツアーなどに参加したほうがいいのではと意見したのですが、夫が謎の自信で「いや、行けるでしょ」と。
結果彼は正しくて、ところどころ凹凸があって慎重に進んだ個所はあったものの、車体の下やバンパーをこすることもなく、スタックすることもなく、無事に周ることができましたよ。
夫は「楽しかった、もう1回周りたいくらい」と言ってましたけど、ビビりで車酔いのしやすい私はかなりヒヤヒヤで疲れたし、酔い止めを飲んでなかったらグロッキーになってたと思う。
こういう、直径小さめの岩山がビュートで
もっと幅広く残ってるのが、メサ。
それぞれ、高さが100~300mあるので、デカいです。
ところどころで降りて写真撮ります。
特に人気があるらしいのが、このジョン・フォード・ポイント。
映画監督のジョンさんが、1938年からこの地を舞台に映画を撮ったみたい。
「駅馬車」とか「荒野の決闘」とか「アパッチ砦」とかいうみたいですけど、私は存じ上げず…
まあでも、いかにも西部劇の舞台になりそうな景色です。
(有料の写真撮影用の馬ちゃんを遠巻きに)
鉄分を含んだ土が赤く見えるのが、いかにも。
青い空と雄大な赤い大地を満喫しました。
その後はパークを出て、もう一つの観光名所、
「フォレストガンプ・ポイント」へ。
フォレストガンプ、観たことあります?
私はなくって、せっかくだからとフィラデルフィアからラスベガスまでのフライト機内放送で観たんですけど、往路では時間足りず途中までしか見られなくて。
この景色のシーンまでたどり着かず、予習できなかったw
とりあえず写真だけ撮り、帰りのフライトで続きを見たら、確かにフォレストガンプがこの道路を走ってました。
(映画まだ観てないのにとりあえずイエーイって撮っておいた人)
あとはついでに、隣町まで車を走らせて、メキシカンハット岩を見に行ったんですが、
思ったより小さくて、わざわざ行くことはなかったかもな、ってちょっと思いました。
帽子をかぶった旅人のように見えるっていう岩です。
そして、次の目的地であるブライスキャニオンに向けて5時間強車を走らせます…
この日は夕焼けがキレイでした。
いよいよ次がラストです。