本日二回目の投稿。
2023年10月のアメリカ旅記録、再開します。
 
ラスベガス~セドナまで、これまで書いたのはここに↓
 
10月11日あたりの出来事です。
 
この日はセドナを後にして、グランドキャニオンを見に行く日。
砂漠地帯をひたすら北上。
 
 
そして、グランドキャニオン国立公園へ。

 

 
公園内を車で移動し、いくつかのビューポイントに立ち寄ります。
 
まずはデザート・ビュー・ポイント。
ネイティブアメリカンの見張り塔をイメージした展望塔があります。


 
おおー、これがグランドキャニオンか!!
 

 

なお私、ここに来るまで
グランドキャニオンがどんなところなのかよくわかっておらず、写真を見て漠然と
 
「…なんか切り立った縞模様のある岩山みたいな景色が延々と続く広大な場所?」
 
くらいのイメージしか持ってなくて。
 
で、行ってからやっと「あ、なるほど」と理解したのが
キャニオン(Canyon)=渓谷
 
あ、そうか、谷かぁ…
思えば「グランド(壮大な)キャニオン(渓谷)」って英語で最初から言ってんじゃん、みたいな。理解するの遅すぎですよね。
 
いや、だって日本の渓谷と全然違いすぎて…鳴子峡にしろ猊鼻渓にしろ厳美渓にしろさ…。
 
谷だとわかりやすいように、夫に頼んで望遠モードで撮ってもらいました(背景が大きく写るから)↓
 
ね、川がありますよね。これがグランドキャニオンを作ったコロラド川。
この川が大地に巨大な裂け目を作ったんです。
 
どれだけ巨大かと言いうと、この亀裂(谷)、全長が約450㎞もある、およそ東京~琵琶湖間の距離。

 

 

 

すごいのは長さだけじゃなくて、谷の深さは平均で1,200m。一番深いところは1,800m。

深さ1㎞以上の谷って何?

 

さらに特別に感じるのは、日本の渓谷みたいに山と山の間に谷がある、って構造じゃなくて、大地にいきなり裂け目があるように感じるからかな。

 

谷の幅が狭いところだとこんな感じ↓平たい地面に、いきなり裂け目。
image

 

で、谷のこちら岸と向こう岸の距離(=谷の幅)は6~29㎞に及ぶそうで。

谷の間が30キロも離れてたら、もはやぱっと見、谷ってわからない。

 

 

というわけで我々は今回は、谷の断崖の南岸、サウスリム側で見学しました。

 

あ、デザート・ビュー・ポイントの塔の中はこんな感じでした。

 

 

 

 

なおこの↑写真を撮ったのは13時台、

これは「映える写真が撮りにくい」とされている時刻でして。

 

なんのこっちゃ…と思いますけど、

グランドキャニオンの写真を撮るには、陰影がよく出るように日の出と日の入りの前後3時間ずつがよしとされているそう。

 

確かにこの後に撮った写真の方が、日が傾いてきて谷の陰影がわかりやすくなります。

 

これはLipan Pointだったかな。お気に入り。

image

 

コロラド川にせまる動画↓

 

 

 

 

 

他も道沿いでちょいちょい現れるポイントに立ち寄って。

 

 

 

マーザーポイントではさらに日が傾き。

 

 

 

ぎりぎりを攻める。

 

 

 

 

最後はヤバパイポイントで夕日を眺めました。

 

 

この日は公園内のヤバパイロッジに宿泊。

星がすごく奇麗だった!

 

 

伝わるかしら。iPhone頑張ってる。

 

 

そして翌朝は、日の出後の朝の景色も見に行きました。

 

 

うん、まあ夕日とそんな変わんないかな笑

 

 
なお、我々は終始車で移動しポイントポイントで車を停めて谷を見下ろすだけでしたが、
たくさんトレイルコースが用意されており、
体力と装備を備えた猛者は谷を降りてコロラド川を渡り、なんなら向こう岸まで徒歩で行ったりできます。
 
軽く途中までトレッキングするのもよさそうだけど、今回は時間がないのでチャレンジしませんでした。セドナの次の日で疲れ切ってたしね…。
 
ただ眺めるだけでも「水の力ってすごいな、大地をこんなに深く広く削っちゃうんだ」って大自然のパワーを感じられて大変よい体験ができました。

 

 

次の目的地に続く…