セドナ旅行記続いています。本日二回目の投稿。
前の日記のベルロックに続き、
二つ目のボルテックス、ボイントンキャニオンを目指します。
ここでは“人の縁って、ありがたいな”と感動する出来事があったところです。
途中、世界に一つだけという、ブルーのマクドナルドの看板の写真を撮りつつ
車を走らせて
トレイル入口の駐車場に車を停めて、ハイキング開始です。
当初の計画では
最初の分岐を左に折れ、片道15分くらいで着けるスポットに行こうと言っていたのに、
ベルロックでのハイキングでテンションが上がっていた夫が
「すぐ着くポイントじゃつまらない、せっかくだからバーシング・ケーブまで行きたい」と突然計画を変更。
職場の人に聞いたらしいんですが、ガイドブックとかには全然書いてなくて。
Googleマップもトレイルの道を表示してくれず、どうやって行くかわからない…
二つ目の分岐は、そのまま奥に進む道と、右に曲がる道が出現。
どちらの道に行くか迷い、
奥からやってきた二人組に「どこにあるか知ってますか?」と聞いたら、「我々も知らなくて探してるんだ」とw
「来た道にはなかったから、こっちに行ってみる」と右の道へ進んでいきました。
うーん、地形的にそっちじゃない気がするんだけどな…と迷った我々、
次に奥から来た人にもう一度聞いてみると、行き方を教えてくれた!
また「All Trails」というアプリを入れればトレイルの道も表示されるよ、とも。
正解は、二人組がもと来た道の方向でした。
二人組はもうとっくに見えなくなっていて伝えることはできず、
かわいそうに…と思いながら、彼らがやってきた道に進みました。
※なお最短距離で行くにはスタート地点からして間違ってました。
岩山を眺めながら歩き続け…
スタート地点から1時間歩き、やっと到着!
ハート型のように見える洞窟です。
急な坂道を上り、洞窟にイン。
洞窟の奥。天井には亀裂があり、その下に小さなくぼみが。
(別の人が座ってて↑この写真ではくぼみをとらなかったんだけど)
あらためてくぼみは、こんな小さなの。
このとき日本人5名のグループがいて、そのうちの一人がこのくぼみに座っていました。
ただここ、ほぼ壁。そこまで上がれると思えないくらい傾斜がすごい。
とてもじゃないけど私は無理だわ…と諦め
ひとまず横壁でギリギリ行けるところまで行って、夫と写真を撮り合う。
さらに先まで行った夫、見てて怖かった。
そうこうしていたら、グループの方に声をかけてもらって、「日本からいらしたんですか?」なんて言葉を交わして。
その方たちは日本から旅行で来たそうで、セドナは2回目とのこと。
話しているうちに「せっかくだからここに上がってみませんか?」と言われ。
「えええ、絶対無理です」と断ったけど、座っていた女性に「私でも行けたから大丈夫ですよ~」と背中を押してもらい。
ご厚意に甘えて、くぼみに上がるお手伝いをしていただいたのです…!
脚の幅の半分くらいしか張り出していない細いくぼみに足をひっかけて進む。
怖いもの知らずの野性的お転婆娘だった過去がここでも生きました。
どこに足をかけて上がるかなど詳しく教えてくださり、おかげさまでくぼみに座れた~!
アシストしてくださった方いわく、この小さなくぼみが子宮を、その上の亀裂は膣(産道)を表しているのだそうで。
なるほど、だから「バーシング・ケーブ(Birthing Cave、出産の洞窟)」なのか!
「ここに入って出たら、産まれ直し、生まれ変わりができるんですよ」とも。
おお~。
そんなこと一ミリも知らずに適当に来たのに、教えてもらえてありがたすぎる…!
そしてすごいのは、この位置から撮った景色です。
動画もぜひ。
ご親切にも、私の後に夫も上がるのを手伝っていただいて。
二人とも、忘れられない景色を見せていただきました。
いやほんと、こんな地図にもないマイナーなポイントでたまたま日本人に会えるってだけでもレアなのに、そこでお話しして素敵な体験のお裾分けをしてもらえるって、すごくないですか!
記念に撮ってもらった↓
なお、みなさん、4日後の金環日食のことは全然知らなかったそうで。
日食の14日はモニュメントバレーに行く予定だと。
知らないで予定してるのすごい…!
私は日食がありますよって伝えるためにこの方たちに呼ばれたのかもしれませんw
(渋滞すごいから前もっての覚悟が必要だろうし)
さらにびっくりなのはこの日の夜、セドナの中心部で夕食をとって近くのお土産やさんに入ったら、なんとまた会ったという!
よほど縁がありますよね…できたらお名前をちゃんと聞いて連絡先を交換したいくらいだったけど、突然のことで勇気が出なかった。
でもやっぱり聞いて、改めてのお礼の連絡をしてもよかったよな~後悔。
一期一会ですね。
あとそうだ、例の、道を間違っていた二人組。
我々が洞窟を出て下に降りていく途中でまた出会いました!
ちゃんと来れたんだ、よかった!
「伝えられなくてごめんね」
「いやいや大丈夫だよ」
「でもほんと行く価値あるすごいところだよ!楽しんで!」
と言葉を交わし、彼らは洞窟に向かっていきました。
いやはや、ボイントンキャニオンは印象深くてくどくど書いちゃいました。
残りはもう少しさらっといきたい。
あ、あと、産まれ直しできたはずだけど、私の日常も感覚も特に変わりはないです。残念。
おまけ
我々はボイントンキャニオン・トレイルの入り口から行ったので往復2時間のハイキングになってしまいましたが、
バーシングケーブだけに行くなら、ロング・キャニオン・トレイルヘッドの入り口から行けば片道30分で着けるようです。検索するとその行き方を解説してくれているサイトもありました。