そこまでの厳しいハードルはありません。
大半の州は16歳になれば取得可能なので、高校生でも運転してます。
①クリニックで健診を受ける
自分で診療所を探し、視力検査などの結果と医師のサインを申請書に書いてもらう。
②ナレッジテスト(筆記)を受ける
18問中15問正解すればOK。
③運転実技テストを受ける
トータル時間、10~15分くらい。
必要書類の準備はちょっとめんどい。詳しくはこちら↓
私が受けたのは近所のここです。
独立した建物を想像してたのに、実際はショッピングセンターの一角、100均やスーパーの並びに入ってました。
まずナレッジテスト、いわゆる筆記ですが
PC画面の前に案内され、制限時間もなく、マイペースに4択問題を画面をタッチして答えていく形式。イヤホンは使わなくてOK。
ペンシルベニア州、HPによれば一応日本語のテストも用意されているらしく
(私が案内されたPC端末は英語とスペイン語しか選択肢なかったですけど、他の台にはあるのかな)
私も最初は日本語の運転マニュアルをダウンロードしてそっちで勉強してみたんですが
結果「やっぱ英語で受けよ」と思い直しました。
一昔前の翻訳機能で作成されたような文章で、判読に余計に時間をとられるからです。
こんな↓

道路標識とか車線表示については、運転する上で必要なので
早い段階で公式ドライバーズマニュアルの該当個所だけをざっと目を通してました。
ちなみにこのサイン、実際に整備途中の道路などでよく見るんですが、意味が想像できなかったやつ↓
答えは注意して進め、です。なんじゃそりゃ。
(あとテストには出ないけど重要なルール、交差点で4Way一時停止のときは早く停止した順に発進するとか、 スクールバスがSTOP出したら対向車線も含めみんな停止とか、そのあたりは最初におさえておいた方がいい知識)
それ以上の知識は、
実際のテストと同じ問題を練習できるアプリ(英語)をダウンロードして
5、6回分くらいやり、そこで覚えれば十分です。
周りからも言われましたし、私もそう思います。
英語が大体読めれば常識と消去法で多分これだろうな、とわかるため。
残りをつぶすために、アプリで知識問題に触れ、その答えを覚えておく、みたいな感じです。
アプリでやりながら、迷った問題はスクショとっといて後で見返すのもいいと思います。
次に実技テスト、
日本で運転経験のある人なら困ることはないと言われますけど
ペンシルベニア州は縦列駐車チェックがあり、私はそこがめちゃくちゃネックでした。
免許センターの脇、小高くなったところに上がっていくともう一つ駐車場があり、そこに縦列駐車用のポールが置いてあります。
ここは時間外だと自由に練習ができるのです。
私は本当に駐車が苦手で。全然思ったようにまっすぐ停められない。
土曜の夕方と日曜、練習しました。
日曜日は混んでいて8,9台も集まっており、みんな順番にトライします。
これね、自分に絶望したんですけど、
いくら繰り返しても一向に技術が向上しないのです。
さくっと入るときもあるけど、けっこうな割合で突っ込みすぎて右後輪が縁石にぶつかる。
Googleの口コミだと「縁石にあたるのはいいよ、乗り越えたらダメ」と書いてくれてる人がいましたが、果たしてそれが真実なのか確証がもてず、
トータルで20回以上は練習したはずだけど
完璧にサクッと一度で停められるようにはなりませんでした
まあでもね、終わってみるとね、
ここまで練習しなくてもよかったのです。
口コミは真実で、
『前後のポールに接触してはダメ、
縁石(curb)にタイヤが当たってもいいけど乗り越えてはダメ、
切り返しは前に3回、後ろに3回、合計6回までしてOK。』
というルールを教官から言われましたので、
とりあえず甘く寄せて、そのあとえいえいと切り返せば、6回分もチャンスあればどうやったってラインの中に停められるってものですよ。
私の場合は、あんなに練習したのに本番でもやっぱり縁石に後輪が当たりw
おっとやべやべ(汗)、と右前に切り返してちょっと進んだら、
もうそれだけでライン内に収まったようで「OK, done!」と判定されました。
ちなみに口コミ情報ですが、テスト中に自分でドアを開けて線の中にちゃんと停められてるか確認したらそれでテスト終了となるらしい…こわ。
その他、Malvern実技テスト、これさえ押さえればOKポイント、
備忘録なので受けない人は読まなくてOKですよ。
- 出発前、ヘッドライト、ハイビーム、サイドブレーキ(emergency brake)、フットブレーキ、ウィンカー(turn signal)、ハザードランプ(4way-flasher)、ワイパーを操作するように言われる。普段ライトの設定をオートにしてる人も、手動でつけたり消したりハイビームにしたりする方法をおさらいしておく。
- 一時停止は、きっちりと静止するまで停まる。
- そこから走り出す前に、左右をしっかり確認してることをアピール。
- 縦列駐車は、始める前に右ウィンカー、終わって出るときに左ウィンカーを忘れずに。
- 駐車場内でも、曲がるときは常にウィンカーつける。合流箇所は常に左右確認アピール。
- ショッピングセンター内の駐車場は時速10マイル制限なので超えないよう注意。特に駐車場戻ってくるとき下り坂なのでスピード出やすい。
- 公道走るのはほんのちょっと。駐車場から右折で出て、さらに右折2 回して駐車場に戻るだけ。公道は制限速度35マイルだけどそんなに加速するほど距離ない。
- 信号は途中一つのみ。赤信号でも右折できるタイプ。私は赤で止まった時に「Sould I turn right?」と教官に聞いたら、「If you think it's okay, yes」みたく言われたので、左右左で確認して右折しました、それでOKだった。
- 私は他の車の後ろについて走行したり停車することはなかったけど、ある場合は、しっかり長めに車間距離をとる。
- ラリーという男性教官はかなり感じ悪く厳しいらしい(口コミ情報)
免許センター前に戻ってきたら、その場で合格が不合格かを告げられます。
なおここで私の場合、開始してすぐ縦列駐車エリアに向かうため右折するとき、左右確認が甘かったとフィードバックされました。
見通しがいいのと、緊張していたので確認アピールしなかったみたい。
こういうミス、何回までOKなのかわかりませんが、一応セーフでした。
試験を受けてる私(夫撮影)。
このあと右折するときに左方面をちゃんと確認してなかったってさ↓
合格の場合はセンター内で写真を撮影し、すぐ免許証を発行してくれます。
15日間だけ有効な仮カードで、本カードは郵送で送られてきます。
写真、日本の免許証より映りよく仕上げてくれる気がする。
あ、ここでも注意事項。
窓口の人にいろいろ確認され、
その流れでタブレット画面を向けられて「これにサインしろ」と言われるので
慌てて適当にサインすると、その字が免許証にバッチリと印字されてしまいます。
私のサイン、ヘロヘロ。
知ってたらもうちょっと丁寧に書いたのに…
あと、申請の時に臓器ドナー登録はしないって告げたけど
タブレットで何かに同意する選択肢、係の人に言われるままに選んだせいか
ドナー対象になってる…?まあいいですけども。
というわけで、高速道路走行もS字クランクも坂道発進もテストされないペンシルベニアの免許試験。
事故が多いのも納得なので、
これからも周りのドライバーを信用せず(というか己の駐車技術が一番信用できない)、
安全に気を付けて運転しようと思います。
おまけ
筆記テスト、答えを覚えておかないといけない問題はこんな感じです。例を5つ。
①
②
③
⑤
①15 ②1000 ③single vihicle/run-off-the-road(車両単独事故/脱輪) ④8 hours ⑤1-year
あと車間距離系は車もバイクもだいたい4秒ルールが基本、雨や工事現場は長め、と覚えておくとよし。