前からぼやいていましたが
 
アメリカでのオンラインショッピングでイラつくポイント、愚痴らせてください…昇天
 

 

  日本発行のクレカが弾かれる

 

アメリカ以外で発行したクレジットカードを使わせてくれないサイトがけっこうあります。
 
初めてお買い物にチャレンジしたヘルノでは
2回クレジットカード決済を試したけど不可となり
AmazonPayを試したらペンディング(保留)となって。
 
どういうことよ、とヘルプページを見てみたら
 
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“初めての購入は、クレジットカードに登録されている住所宛てにしか送付できません”とあった。

 
このクレジットカードに登録されている住所=Billing Adress(請求先住所)というのが曲者なのです。
 
日本だと、ネットでクレジットカード決済するときは
名義、カード番号、有効期限、セキュリティコード入れたら終わりですが、
アメリカではさらにカードに紐づいたBilling Adressを必ず聞いてくるんです。
で、そのBilling Adressがアメリカ国内じゃないとダメだったりする。
言い換えると『アメリカ国内で発行されたクレジットカードしか使えない』ショッピングサイトが結構あるのです。
 
例えば、とあるデパートのオンラインサイトでは
 
Billing Adressの国名選択肢がなく、いきなり州を選べとある。
 
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選択肢には、アメリカの州名しかありません。
 
またあるときは、夫の在宅仕事用にチェアーを買おうとしたら

 

 

Billing Address はアメリカかカナダのものしか受け付けられない仕様。
 
せっかく製品を選んで個人情報もせっせと入力したのに
最後Billing Adressを入れる段階になってこれ以上進めないとわかるとき、大変ストレスが溜まります。
 
なおダウンジャケットを買ったヘルノの場合は、3度目の挑戦としてAmazonPayを試してPendingになった段階でカスタマーサポートからメールが届き、なぜだかわかりませんが特別に注文を受け付けてもらえました。優しい。
 
これに味をしめて、カスタマーサポートに言えばなんとかなるかもとチェアーの会社のサポートに連絡してみましたが、やっぱりUSまたはカナダ発行のクレカかデビットカードしかダメとのことでした。
 
なお、Billing Adressが外国のものでも普通に受け付けてくれるサイトもあります。
Amazonのほか、こないだ届いたトリーバーチや、今回家具を購入したショッピングサイトもOKでした。
 
あ、あと実店舗でのお買い物であれば、日本のクレカも全然普通に使えますけどね。
 
そもそも
「じゃあアメリカでクレカ作れば?」と思うかもしれませんが、それが簡単にいかないのがアメリカ。
クレジットカード作るためには
アメリカの銀行口座に定期的に入金があったりクレジットカードやローンの支払いを遅滞せず確実に行ったり、そういう信用履歴が積み上がってないといけないのです。
だから、その信用を積み上げるためのアメリカのクレカがそもそもないんですが!?っていう矛盾。

 

  PayPalもApplePayも使えない

 

決済手段として、クレジットカードのほかにPayPalを用意しているサイトは結構あり、
検索すると「Paypalなら使える」という声もよく見かけるのですが
私が今のところ試した範囲では全敗です…魂が抜ける
 
そのうえ、異国でのアクセスだからかPayPalから都度本人確認を求められ、日本の電話番号宛てのSMSを受け取る必要があり、いちいち日本のSIMカードに差し替えて有料のSMSを受け取らされる。
 
PayPalアカウントにアメリカの住所や電話番号も追加登録してみていますが、結局は日本のクレカに紐付いた住所が使われるのでうまくいかないみたい。
おそらく同様の理由でApplePayも全敗。
 
AmazonPayは、ヘルノの例があるのでもしかしたらいけるのかも。ちょっと機会があったら試してみようと思ってます。
ただPaypalほど採用しているサイトが多くないのが残念なんですけどね。
 

 

  日時指定の融通はきかない

 

決済システムの面倒くささのほかに地味に不便を感じるのが、配送システム。

まあ日本のマニアックすぎるともいえる配送サービスの質に慣れちゃってたら、もはやどこの国に行っても満足できないのはわかってるのですけどあせる

 

今回家具をネットで注文したのですが
日本のサイトなら標準装備の「指定日配達」が意外とできません。
出荷したよ!とか、いついつに配達する予定だよ!と予告するメールはしつこいほど来るんですけどね…
 
今回家具を購入したサイトが、“入居日の前日に配達予定”とあったので、サポートに連絡して配達日を遅くできないか相談しましたが
「こちらではできないので、運送会社Fedex社のアカウントを作って、そちらでやりとりしてください」との返答。
 
言われた通りFedexアカウントを作り、四苦八苦して配達を止める不在期間設定をしてみたけど、全無視して普通に共用エントランスに置き配されてました…。

 

 

まあ、盗まれたりとかせずにそのままあったから、もういいんですけどね。
 

  そんな不満はありつつも

 
 それでも、10年前に住んだイギリス生活のときの物流状態に比べたら格段に便利だと思います。
クリスマス前の、一年で一番物流が混乱してる時期でもほぼ予告通りモノが届くだけでもすごい。
 
カスタマーサポートも、チャットサービスだと24時間対応してくれてたりして。
お店が遅くまでやってるのもそうだけど、アメリカのサービスレベルはかなり高い方だと感じます。少なくともヨーロッパよりずっと。
 
今後は、しばらくしたらクレジットカード作れるよう頑張ってみるとは思いますが…為替手数料も地味にもったいないし。
それまでは日本のbilling addressを受け付けてくれるサイトに感謝しつつ、お買い物チャレンジしていきたいと思います!