アメリカに入国してまだ4,5日ですが
既に「ああ、やっぱ日本とは違うなあ」と思うことにいろいろ遭遇しているので
今日からつらつら書いていこうと思います。
 
海外生活経験者の方にはあるある過ぎて「いまさらそれ?」という感じの小ネタですが
来たばかりの頃の戸惑いを懐かしく思い出していただけたら…。
 

 

  とにかく並んで待て

 

夫は企業内転勤の扱いでこちらに来たので、
家探しとか生活スタートの当面の手続きについて

エージェントの人がサポートをしてくれます。

 
その方の手配で、到着翌日の土曜日
とある銀行の口座を開設しに行ってきました。
まだ定住所もソーシャルセキュリティー番号もない段階で口座を作らせてくれるということで、審査ゆるめ?多分そんな大手ではないのかな。
 
土曜日にも開いてるんだ~意外。
そして銀行内もなんかおしゃれな感じ。
 

 

 

 

 

おしゃれだけど

『顧客を効率的にさばこう』という意思はあまり感じられません。

 

まず日本の銀行には必ずあるであろう

「受付番号票発行機」と「ずらっと並ぶ待合用の椅子」がなく

(ホテルのロビーにあるようなおしゃれなソファセットはありましたが、

多くても6人くらい座れたらいい感じ)

 

そのため、顧客はひたすら一列に立って並びます。

みんなけっこうソーシャルディスタンス保ってるのに感心した。

 

この日は土曜日だからなのか、窓口に出ている銀行員は

カウンターに2名、カスタマーサポートに1名の合計3名のみ。

祝日明けだったこともあってか結構お客が多く、

多い時にはカウンター前の列は10名くらいが並びっぱなしでした。

しかも一人ひとり妙に時間がかかるので、列が全然はけない。

 

番号札くれて座らせてくれる日本って、マジで優しいよね。

 

  シックリーブだから

 

日本の銀行のように

『この要件だったらこの列へ』みたいに教えてくれる受付係の人もいなければ

案内表示も何もないので、

とりあえずカウンターの列に並んだ夫、

自分の番がきて「そちらの社員のAさんと10時に約束している」と告げると

 

「Aはシックリーブ(病欠)で火曜日から休んでいる、

なのでとなりのカスタマーサポートデスクの列に並び、そこのBに相談して」

 

お、おう…。

 

これはアメリカに限らず、日本以外の国での常識ですが

 

“休んだ社員の仕事を誰かが代わりにやる”という文化はありませんし

休む本人も、たとえお客様とアポが入っていても

その引継ぎを全くしないまま余裕で休みますよね。

 

(ついでに欧米では病欠に有給休暇を当てる必要なく、別途有給の病欠休暇があります)

 

しょうがないから、並び直します。

カウンター以上に待ち時間の長いカスタマーサービスデスク。

 

我々の前に二組いて、特にひとつ前の組は、手続きにたっぷり1時間かかっていました。

夫はとりあえず近くに待機、私はソファーコーナーでスマホ見て時間つぶしましたけど。

 

というわけで、アポがあっても1時間半くらい待って。

 

そしてやっと我々の番になり、係のBさんに一からまた説明し直して…

(実はBさんもメールのCCは入ってたので、書類はなんとか探して確認してもらえた)

 

その一連の手続きに、我々も1時間かかりました

 

…いや、なんでそんなに時間かかったかな?

書類も何もかも提出済みの状態なのに

口座開設手続き一人分にやるのに1時間かかるって何事…?

 

その間我々の後ろで待っていた人たち、ほんとにイライラしてて。

さすがにソファーに座って待ってたけど、それでも気の毒でした。

 

まあ対応してくれたBさんはとても愛想がよかったし、ほんとにごめんなさいねって謝ってくれたし、いいんですけどね。

 

 

こういう「は?」と思うことにもイライラしすぎずに

「ですよね~…」ってあきらめがつくようになったのは、これまでに多少海外に住んだ経験があるからかなって思います。

 

シックリーブのAさんも、何か深刻な病気なのかなと思いきや

Bさんが詳細がわからないからってAさんに電話かけたら普通に出てて

「あ、声聞く感じ、前より良くなったみたいね」って話してたから

たぶんコロナかインフルなんだと思います。

 

ならアポの予定くらい 申 し 送 れ よ!

 

と思わなくもないです。

 

とにかく日本人って、お客さんをすごく大事にするし、

効率的にさばけるようめっちゃ頑張ってるよなあと再確認した次第でした。

もちろん、それが必ずしもいいとは言い切れませんけどね。

その分日本の労働者はストレスフルですからね…。

 

こんな感じで、日常小ネタ続きます。