先月の大分旅の振り返りで、備忘録として残したい日記がもう一つあったのであげちゃいます。
 
ラグビー観戦の後は、夫の叔父&叔母の住む国東半島の豊後高田市へ。
彼らの自宅から近い宿をとり、夕食は叔母の家で。
叔父、叔母、いとこと久しぶりにゆっくり会えて、夫も楽しかったことでしょう。
私も九州の美味しい魚を堪能させていただきました。
魚は実家のある北海道より、九州のほうが好きなんですよね、白身好きなので。
 
翌日は夕方の便まで時間があったので、叔父やいとこにも聞いて、かるく寺社仏閣めぐりすることにしました。
 
全然わかってなかったのですが、
 
大分県の右上側の国東半島、矢印の丸く飛び出した部分ですけど

 

このあたりは「ほとけの里」と言われてるそうで。

平安仏教の天台宗の寺院がいっぱいあって「六郷満山」と呼ばれると同時に、

宇佐神宮をはじめとする神道の八幡信仰もあり、

仏教も神道もセットにして一つの宗教として信じる『神仏習合』文化の発祥の地ともいえるらしい。

 

「仏の里だから、このあたりは地震も水害も被害がないんじゃ」って叔父叔母が言ってました。

神仏の里だから自然災害がないのか、自然災害がないから大昔からの神社や寺が残り続けているのか…

どちらかわからないですけど、住みやすい土地であることは確かなようです。

豊後高田市は移住者誘致や子育て支援にもすごく力を入れているんですってよ。

 

というわけで、まずは宇佐神宮。

全国にある「八幡神社」たちの総本社、なんだそうな。

 

 

案内の掲示から、‟伊勢神宮に次ぐ格式の高い神社です!”的な誇りを感じます。

 

 

駐車場脇にはいきなりSLが展示されています。

 

 

 
八幡宮の総本社、というほかに
奈良の大仏建立にあたって「神仏習合」を促進する役割も担ったそうで。
 
聖武天皇が国を統治するため大仏を建立しようとしたとき、
「天皇は神道なのになんで仏教に巨額を投じるんじゃ」と貴族に反対されそうだったけど
宇佐神宮が、‟神道の神様も大仏の建立を支持するよ!”的な神託を出して応援したんだって。多分。(私の個人的な解釈です)
 
また、全国に残る「お神輿」を担ぐ文化はこの地が発祥だそうですよ。
大仏建立のときに、宇佐神宮の八幡神がお輿に乗って東大寺まで行ったらしく、そこからお神輿が始まった、らしい。
(この八幡神というのが、何かご神体のような神具なのか、実体の神様なのか、どっちか知りたかったけどそこを明確に記述してくれる案内はなかった…)
 
確かに広い敷地の神社。かなり奥まで歩いて、何回か鳥居をくぐって、上宮(じょうぐう)をお参り。朱色に塗られた神社です。
 
 

 

面白いのが、この本殿、賽銭箱が3つ置いてあって、左から一之御殿、二之御殿、三之御殿って名前がついててそれぞれ違う神様を祀ってるらしく。

参拝者を観察してると、左の一之御殿でお参りした後、右の二之御殿に移動してまたお参り、そして最後に三之御殿へ…と。

「ここ、三回もお賽銭入れてお参りするんかい!」ってなりました。したけど。

 

私は‟神社でお参りするときは最初に住所氏名を名乗ってからお願いするべし”と何かで読んだので、このあとに行った同じ敷地内にある下宮(げぐう)と合わせ、

計6回も「東京都調布市国領町…の〇〇〇〇です!」と唱えたこととなります。時間がかかります。

 

そのくせ、なんとなく自分の地元の神社ではない神様に個人的なお願いをするのはちょっと遠慮してしまう気持ちがあって、「どうか日本国民を地震やコロナから守ってください!」みたいな漠然としたことを頼んでしまいます。思えば、住所言う必要あったかな。

 

 

 

 


下宮にも。





大きな池があってきれいでした。

 

面白かったのは、御霊水スポット。

 
御霊水が湧いている井戸が3つあります。ゲームに出てきそうって思った。

 

 
好きに汲んでいいようなのですが、飲めないんですって。
神棚とかにお供えしたりするのに使ってね、とのことらしい。

 

 
以上、宇佐神宮でした。
 
 
次は天台宗のお寺、両子寺(ふたごでら)へ行きました。
 
親戚との夕食時、どこに観光するのがいいか意見を聞いたとき、
叔父さんといとこが「両子寺はすごいよ、実際に何かあるよ」と熱く語りだして
「へえ、パワースポットってこと?面白そう」って掘り下げて聞いたら、
どうやらそこにお参りしたら子供を授かった、ということらしく。
 
「あー、そういう。(は?子授け寺なら別に行く必要ないが?)」って一気に興味を失う私の心の声が伝わったのか変な空気になりかけましたがw
 
調べると、確かにご利益は『子授け、安産祈願、そして水子供養』といったところのようなんですけど、一応六郷満山の中心的なお寺でもあるらしいので、行ってみることにしました。

 

 

お寺に続く参道のふもとには、江戸時代後期に作られたという仁王像が立ってます。

 

 

クールジャパン。
 
 
健脚に自信のあるかたはこの階段を上って参拝してもいいと思うんですけど、軟弱な私は上の方にある駐車場まで車で行きました。
つまりこの仁王像の写真は帰りがけに立ち寄って撮ったものです。
 
入場料を払ってお寺の敷地内へ。
 
 
ミニ仁王像がある。
 
 
そこからも階段を上って、
 
 
奥の院をお参りします。
 
 
しんどいけど、山形の山寺に比べたら全然。
(そういえば山寺も天台宗か、雰囲気似てるなって思ったんだ)
 
 
奥の院のお堂。
 
そのお堂に上がる手前に、お堂の裏の洞窟に続く入り口があって。
ついつい先にこちらを見学し、そのあとお堂でお参りしたんですけど、
お堂のお賽銭箱のあたりに‟先にお堂をお参りしてから洞窟へ行きましょう”みたいな案内が書いてあって。あちゃー、逆にしちゃったなと。
「ここに書かず洞窟のところに書いといてよ~」って思った。
 
 
 
岩から水がチョロチョロ染み出してて、それが不老長寿の霊水なんだそう。
コロナなので柄杓が撤去されてました。残念。
 
岩山に、仏像の代わりに梵字を刻んでる、それがいっぱいある、みたいな説明があった、気がする。
 
 
 
苔が雰囲気ある。
 
「クールジャパン、フゥー」て写真を撮った後に、あ、水子地蔵…すみません…ってなった。
 
あとは、岩の上に木が生えてるのが、まるでアンコールワットのようだ、と思ったり。
 
 
こういうところあったよね。
 
 
 
わかりにくいけど、木が生えてる岩、一部浮いてて空間がある。
 
明治時代の神仏分離、そのあとの戦争、各種災害により、
かつての規模の姿は残っていないようですが、それでも雰囲気のあるお寺でした。
九州地方にいらして子どもを授かりたいという方、行ってみてはいかがでしょう。
 
最後、大分空港へ移動し。
途中でおしり岩を見てから帰りました。
 
 
 
 
おしり探偵みたいな岩です。思ったよりでかかった。
 
以上、プチほとけの里めぐりでした。
 
おまけ
 
いつも美味しい海産物を用意してくれる叔父さん、叔母さん。
今回は地元の伊勢海老をたくさん食べさせてくれました。
一生分食べた。
 
image