風邪薬とこちらの医療について | イギリス・ケンブリッジ日記

イギリス・ケンブリッジ日記

2011年8月末より、約2年半ケンブリッジに住んでいました。
2014年3月に帰国しましたが、イギリスに旅行した際などにまだ更新中。

このところ10日ほど、ひどい鼻風邪に悩まされましたあせる

今日は土曜ですが、大事をとって休息…の名目でダラダラ中。

私は撮り溜めたホーリーオークスの一気観でもしたいところですが、今ロンドンアーセナル対マンチェスターユナイテッドのサッカーTV中継を旦那さんが観てるのですることない…

備忘録的にこちらで試した市販薬を書いときます。

photo:01



まず点鼻薬です。テスコで3.5ポンドでした。
これは鼻づまりを解消するもの。鼻づまりって、鼻の奥に鼻水が詰まってるようにイメージしますよね?でも実際は鼻の粘膜がうっ血して腫れてるのが原因らしいんですよ。で、これに入ってるキシロメタゾリンっていう成分はうっ血を除去、つまり膨張した毛細血管を収縮させて粘膜を落ち着かせ鼻の通りをよくするんだって。

実際使ってみると、頑固な鼻づまりが1、2分で解消され、天国のような気持ちに!スゴイ!
鼻水までおさまるわけではありませんが、鼻が詰まらないだけでもとても幸せな気持ちになりましたよ。

なおこの成分はイギリスで開発されたみたいだけど、日本では未承認らしい。というのはこの成分、長期に連続使用すると鼻の組織を損傷しリバウンド的に鼻づまりを起こしてしまい、その不快感に耐えられずついまたスプレーするようになり、しまいにはスプレー中毒になる恐れがあるからだとか!こわ!

説明書には、連続使用は7日までってありましたが、日本のサイトには3日までとか書いてありました。私は最初の3日は普通に使って、あとは寝る前だけとかに我慢しました…。
日本のAGノーズなんかにもうっ血除去成分が入ってますが、そちらのナファゾリン塩酸塩は上記のようなオーバードーズによる副作用はないみたいです。ただキシロメタゾリンは持続時間がより長いのが売りみたいですね。

他に併用したのがこちらの鼻風邪用の薬
photo:02



これ飲むと、気持ち鼻水の量が抑えられる気がしなくもありませんでした。目の覚めるような黄色いカプセルです。

photo:03




あと、終盤には、咳も出るようになり、鼻の不調が高じて顔面の神経が痛み出したので、鎮痛剤を含むこちらも飲みました。

photo:04



どんな症状にもオールマイティなやつみたい。これもテスコで数ポンド。またしても派手なカプセルカラー
痛みも引いて良く眠れました。



日本にいたら病院に行ってるところですけど、こちらでは行けない事情が…
私実はまだGP(かかりつけ医)登録してないんですわ…。

そもそも、GPには予約して行かないといけなくて、風邪でみてもらいたいのに電話すると「予約が詰まってるので3週間後になります」とか言われるらしいんです。さすがにその頃には治ってるよ!ほんとにヤバイときは、死にそうだからとにかくみてくれと頼み込むしかないらしい。
なおGPにかかるのは無料なんですって。でも予約がとりにくいから、ちょっとした風邪なら、みんな市販薬飲んで様子みてしまおう、となるみたいです。

腹痛と吐き気が続き、ものが食べられず、大きな救急病院に行った友人は、別に誰も他に待ってないのに30分くらい待たされ、その後出てきた看護師に「その症状は特に病院でできることはない、ビスケットと甘いお茶を飲んで休みなさい」と、市販のビスケットの名前をメモしてもらって、医者にも会わずに返されたそうガーン
素直にそのビスケットと甘いお茶飲んで寝てたら実際良くなったらしいから、あながち間違ってないかも!?
ただ回復まで1週間かかり学校にも行けなかったそうなので、無理やり薬で1日2日で治そうとする日本と、あくまでも自然治癒力を信じて時間をかけるイギリスと、どちらがいいかといえば…日本がいいな汗