iPS細胞の弱点

 

多能性幹細胞を倫理的問題無しに簡単に作り出すことができるというiPS細胞ですが、iPS細胞にもリスクが存在します。iPS細胞から作製した臓器に分化していないiPS細胞が含まれていると、その未分化なiPS細胞が腫瘍化してしまうのです。治療のために移植した臓器のiPS細胞によって腫瘍ができてしまっては、治療による恩恵が少なくなってしまいます。また、作製のために1年以上かかることと、莫大な費用が必要であることも現在の問題です。

 

ミューズ細胞あるいはMSCにはこの弱点がない。