稲妻は稲の収穫を助ける。という九州大学の実験をNHKが紹介していた。

日本のテレビの科学番組はBBCと比べると子供っぽく呆れる番組が多いが

このテーマでも同じようだった。

 

最初に、稲妻が稲などの成長を加速するというので人口の稲妻をタネに当てると発芽率が上がるという

九州大学の実験結果を実験結果を紹介していた。

でも雷が落ちて稲妻が走る時には田んぼのほんの一部しか、落ちていない。

稲妻のほとんど大気中を走っているのだ。

実験はこのように現実を反映していない。

NHKの番組制作者はそこにツッコミを入れていない。

 

もう一つは田んぼに銅線を張って稲の一部に高圧がかかるようにしたら発芽率が上がったというが

そもそも発芽率などよりも稲の収量の増加を見ないといけない。

実験をやっている九州大学の先生たちの着眼点もいまいちだ。

 

この番組にはサイトでテキストを起こして番組の紹介をしていて

こちらの方は少し、まともな紹介をしている。

 

科学者としての『使命感』から、その後も、諦めることなく実験を重ねた林教授。

ほかの植物でも発芽や生育が促されることを確かめるなど、研究を続けるうちに、徐々に肯定的な意見が出てくるようになり、今に至っている。