カーボン、とくにナノカーボンには数々の利用法があげられている。
たとえば
- 1 カーボンナノチューブ(=Carbon Nano Tube)
- 2 カーボンナノホーン(=Carbon Nano Horn)
- 3 フラーレン(=Fullerene)
- 4 カーボンナノカプセル(=Carbon Nano Capsules)
- 5 フラーレンポリマー
- 6 ロンズデーライト
- 7 アモルファスカーボン
- 8 ナノ結晶ダイヤモンド膜
- 9 ナノチューブコート
- 10 超薄型テレビ
- 11 高性能もみ殻活性炭
- 12 スーパーポリ水酸化フラーレン
- 13 カーボンナノチューブアクチュエータ
- 14 携帯機器向け燃料電池
- 15 自動車用燃料電池
- 16 カーボンナノチューブとグラフェンの複合構造体
- 17 CFRP製人工関節・義肢
- 18 カーボンナノゲージ
カーボンナノチューブアクチュエータ
アクチュエータとは、信号を送る事により、伸縮や屈曲などの運動を行う装置の事です。
アクチュエータは家電製品や航空機によく利用されています。例えば、クリスマスの電飾、車のウインカーなど、電気を通すと銅電極の熱膨張によりスイッチが自動でオンオフします。似たような動きを、信号により発生させる装置といえば判りやすいでしょう。
この電極にカーボンナノチューブを使い超小型アクチュエータの研究が進められており ロボットの関節の動きや人工筋肉の研究が進められています。
先日、独立行政法人 産業技術総合研究所 健康工学研究部門 人工細胞研究グループと、アルプス技研 仙台開発センターの共同開発により、産業技術総合研究所のナノチューブ応用研究センターらが開発した、スーパーグロ-スカーボンナノチューブ(SG-CNT)を用いて、10万回駆動しても変位量が10%しか減らない、耐久性が高くて、3時間にわたって変位状態をほぼ一定に保てる変位保持性などを持つ、高性能ナノカーボン高分子アクチュエーターを開発されました。この研究の成果により、実用化に向けた開発が更に進むことになりそうです。
カーボンナノゲージ
名古屋大学、伊丹健一郎教授達の研究グループが120個の炭素原子と、78個の水素原子からなる、カゴ状の炭素ナノ化合物「カーボンナノゲージ」の合成に世界で初めて成功されております。 カーボンナノゲージの特徴としては、
ⅰ.白色固体で、ほとんどの有機溶媒によく溶ける
ⅱ.300度以上でも分解しない
ⅲ.光を効果的に吸収する
ⅳ.強い青色蛍光をもつ
という特性を持っております。
これらの利用以外のアイデアを自分自身に募集。