石炭をそのままで燃やすのではなくガス化して燃やすと効率がよくなるようだ。

それでその反応式(石炭の熱分解)をみてみると

 

1)石炭→CH4+C(チャー)  発熱    (石炭のガス化とは)

2)石炭→H2+HmCm+C(チャー)  (石炭ガス化技術と水素製造)

 

とサイトによって異なる。他にも同時におきる反応式はあと7つほどあるのだが

そちらは共通だ。

 

https://www.hess.jp/Search/data/37-01-029.pdf

それらはできたC(チャー)やCOと酸素、水、水素 との反応だ。

興味深いのは燃焼によって二酸化炭素にほかに

水素ガスが発生することだ。

 

 

もうひとつ面白いのは左辺が石炭と書いてありその成分式でないことだ。

というのは石炭にはいろいろな種類がありこれだという風には書けないからのようだ。

 

実際、石炭ガスを燃焼している時のガスの組成は燃焼温度によって

おおきく異なる。

 

これをみると高温(千二百度)での一酸化炭素は水素の2倍ほどだ。

 

有毒な一酸化炭素は。水と反応して二酸化炭素になる。

 

全体としては石炭ガスの燃焼は

二酸化炭素と水素ということになる。

 

これを分離できれば石炭から水素を製造できるということになる。

温暖化ガスの二酸化炭素はいくつかの方法が検討されているので

 

最終的に石炭ガス発電は悪いやりかたではないという結論。

 

よかったね中国さん。

 

参考)

C+O2=CO2

C+1/2O2=CO

C+CO2=2CO

C+H2O=CO+H2

C+2H2O=CO2+2H2

CO+H2O=CO2+H2

C+2H2=CH4(メタン)