トランプは感染したからではなく予防としてヒドロキシクロロキン を服用したと言っている。 マラリヤの時も予防だったのか? FDA では承認されている。 コロナの治療に関しては wiki によれば 2019新型コロナウイルスへの適用[編集] 2020年3月現在、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) [22]への効果が期待されている[23]。 2020年2月4日にネイチャーの姉妹誌であるCell Researchに、中国科学院武漢ウイルス研究所などの研究グループが発表したレター (速報論文) によれば、in vitro (試験管内) の環境下で、アフリカミドリザル起源の標準細胞 Vero E6細胞を用いて、ヒドロキシクロロキンに類似したリン酸クロロキンを含む7種類の物質の2019新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) に対する抗ウイルス効果を、50%効果濃度 (EC50値) を基準として評価する試験を行ったところ、リン酸クロロキンのEC50値は 1.13μM (マイクロモル/リットル) であり、試された7つの物質のうちでは、エボラ出血熱治療薬として開発されたレムデシビルのEC50値の 0.77μM に次ぐ高い効果を示していた[24]。 2020年3月10日に、日本感染症学会のホームページ上で、日本国内で新型コロナウイルス感染者にヒドロキシクロロキンを投与したところ、症状が改善された症例が2例あることが明らかにされた[25]。2020年3月11日付けの産経新聞によれば、この2例は九州地方にある医療機関の医師らが公表したものであり、使用されたのはサノフィ製の製品 (プラケニル錠) であるとしている[26]。 2020年3月20日、フランスのエクス=マルセイユ大学などの研究チームが International Journal of Antimicrobial Agents 誌に発表した論文では、ヒドロキシクロロキン、および抗生物質のアジスロマイシン(商品名:ジスロマックまたはアジスロシン)が、新型コロナウイルス感染症の治療および患者のウイルス保有期間減少に効果をもつ可能性があると報告している。研究チームは、新型コロナウイルスによる肺炎認定患者30例に対して、ヒドロキシクロロキン単独投与群あるいは抗生物質アジスロマイシンとの混合投与群、およびいずれも投与しない対照群とに分けて治療を行った。結果は、ヒドロキシクロロキンは単独でも効果があったが、アジスロマイシンと組合わせた場合の方が効果が大きく、有意な差が見られたとしている[27][28]。 2020年3月20日付けの Associated Press などの報道によれば、、米国のトランプ大統領は、ヒドロキシクロロキンなどの新型コロナウイルス感染症の治療薬として有望視される既存の薬を早期に利用できるよう、食品医薬品局 (FDA) に承認作業の迅速化を指示したとホワイトハウスでの記者会見で発表した[29][30]。 2020年3月21日付けの、ブルームバーグなどの報道によれば、ナイジェリア最大の都市ラゴス市当局の20日の発表によると、複数の病院でヒドロキシクロロキンの中毒例が確認されている。ラゴスの保健衛生当局者によると、トランプ米大統領の発言 (上記) 以降、「クロロキンを買い求めようとする人々が薬局の前で、すさまじい列をつくっている」という。すでに中毒患者2人が入院しており、さらに中毒例が増える恐れがあるとしている[31][32]。 2020年3月25日付けの、ブルームバーグなどの報道によれば、中国・上海市公衆衛生臨床センター・感染および免疫科の盧洪洲 (Lu Hongzhou) らは、浙江大学学報 (医学版) Journal of Zhejiang University (Medical Edition) に発表した論文「コロナウイルス病の患者の治療における硫酸ヒドロキシクロロキンの主要研究 (COVID-19) 2019」において、彼らが実施した30人の新型コロナウイルス感染症患者による臨床研究では、硫酸ヒドロキシクロロキン投与群の治療効果は、対照群と比較して統計的に有意な差は見られなかったと発表した。論文によれば、投与群の患者15人のうち、治療から1週間後にウイルスが検出されなくなったのは13人で、対照群 (プラシーボを投与) の患者15人では14人だった[33][34]。 なお、2020年2月21日に中国科学技術部、徐南平副部長の記者会見で効果があったと公表されたのはリン酸クロロキンであり [35]、硫酸ヒドロキシクロロキンではない。 2020年3月29日、アメリカFDAはクロロキンおよびヒドロキシクロロキンを、小規模な症例の報告しかないものの「想定される効能がリスクを上回ると考えられる」として、緊急治療薬として承認した[36]。 ブラジルでの臨床試験では複数の死亡例が報告され、試験は中止されている[37]。