村上裕彦教授のメルマガ・サイエンス散歩はためになる少々硬い内容だが
今回、興味ふかい記事があった。
コロナに感染した時、味がしなくなるが苦味と関係ありやいな?
わからないが、
味が苦いのは体の免疫系の防御反応だという論文の紹介だ。
その理屈の筋道は説明されていないが、
苦いものがコロナにいいという意味合いのことを言っている。

一部だけ転載:

今では、舌で感じる苦味受容体と同じ構造が、中枢神経系、呼吸器系、
乳房、心臓、消化管粘膜、膀胱、膵臓、精巣など、全身の多くの組織に
分布していることが明らかになっています。こうした組織において、
苦味受容体の刺激は免疫力を高めるような働きをしている事実があります。

さて、この論文ではまず、これまでの遺伝子解析データを元にして、
苦味受容体の代表であるTAS2R10という受容体の機能を解析し、
それが自然免疫と獲得免疫双方に関わる、幅広い免疫系を調整し活性化させ
る可能性があることを確認しています。
その上で、既に医薬品として活用されている物質の中で、このTAS2R10に
結合して刺激する性質のあるものを、調査しています。

その結果、苦味受容体を刺激する薬として提案し、コロナを含む細菌感染症

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株式会社アルバック 未来技術研究所 所長 
シニアフェロー


大阪大学 大学院工学研究科
アルバック未来技術協働研究所
招聘教授

村上 裕彦 (MURAKAMI Hirohiko)

〒565-0871 
大阪府吹田市山田丘2-1 大阪大学 センテラス棟4F
TEL/FAX:06-6105-6476
E-mail: hirohiko_murakami@ulvac.com
に対して、身体の防御機能を高める効果が期待出来ると、結論しています。
・眩暈の薬であるジフェニドール(セファドール)
・キニンと抗マラリア薬のクロロキンやアルテミシニン
・抗ヒスタミン剤のクロロフェニラミン(ポララミン)
・咳止めのデキストロメトルファン(メジコン)

更には、そこまで行くとどうなの? って、言いたくなりますが、
コーヒーやお茶、苦味のある野菜(たとえば、ゴーヤ、山菜など)なども、
積極的に摂ることが感染予防になるのではないか、と主張しています。