マグネシウム文明論の提唱者 矢口孝博士の淡水化法は”マグネシウム文明論”では
秘密にされていたがここにその一端が

一部転載:
東工大、太陽光使い処理コスト1割にする淡水化技術を開発

引用文献:日刊工業新聞 2008年07月04日
URL:http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620080704001aaab.html

 東京工業大学理工学研究科の矢部孝教授らの研究室は、太陽光を使い処理コストを
現状の1割にする淡水化技術を開発した。
独自開発した太陽光集熱器で温めた水を水車で細かい水滴にして蒸発させ、蒸留水にする。
濾過不要でメンテナンスが容易。
現在主流の逆浸透膜方式などと比べ集熱面積あたりの生産水量が約9倍、
設備投資は9分の1以下になると試算している。
今夏中に1日1トンの水を処理する装置の試作モデルを完成させる。
 開発した技術は「ペガサス浄水化システム」と名付けた。
独自構造の水車に70―80度Cの温水をぶつけ、半径0・1ミリメートルの水滴にして
蒸発を早め、それを冷やして淡水化する。
平面状のフレネルレンズで太陽光を集めて穴を通過される、反射による熱損失が少ない
独自の装置を使い温水をつくる。
実験では「海水や汚水の混じり物が1000分の1になった」(矢部教授)という。
コメント:
太陽光をフレネルレンズで集光し、水を温水化(80度程度)にするために
 有効利用する。
さらに、水を水車で水滴化(直径0.1ミリ程度)して、海水から水を蒸発させる。
 その後、冷却し、水蒸気を液化して淡水を得る。
 従来、浸透膜を用いたの海水淡水化装置に比べ
 ・装置の経費が9分の1以下
 ・運転のためのエネルギーに太陽光を有効利用
 ・メインテナンスも少なくてよい
 という特徴をもつ優れた発明! 

この開発はどうなったかわとんとわからない。ベンチャー会社エレクトラのサイトも
閉店休業のようだ。頑張って欲しいのだが、色々足を引張られたのだろうか。