”がんになったら”からの転載:

前立腺がんの治療は重粒子線が一番だということだが、ことはそう簡単ではない。
前立腺治療をするにはがんの状態を確認する必要がある。
たいへんな細胞の検査(内視鏡検査で一日入院しなければいけない)のあと、
CTや骨シンチとよばれる転移の有無の検査がある。CTの検査には造影剤がすすめられるがこれが承諾書を必要とされる。造影剤にはさまざまな副作用があり死の危険もともなうからだ。それだけのために死の危険をおかす必要があるとはとても思えない。
あまりなじみの無い検査の骨シンチはというと

注射から画像検査まで3時間程度の間隔が必要です。
患者さんの話を聞くと、ガンマカメラで撮影するときのベッドが硬く、時間もかかるので必ずしも「安楽」とはいかないそうです。

弱点は、テクネシウムは「転移している部分に集まる」のではないということです。骨折箇所や骨の病気にも集まります。また、転移があれば必ず集まるとも限りません。
結果として、写真上では陽性でも転移があるかどうかは即断できず、経験のある臨床医の診断が必要になります。

こんな腰のひけた検査をすすめているのか。
あきれたくん。