こんな記事が反韓のサイトに登場:
一部転載:
東芝、韓国で重粒子線がん治療装置を受注 初の海外案件 市場開拓に弾み
2018.3.30 06:08
東芝は29日、韓国の延世大学校医療院から重粒子線がん治療装置を受注したと発表した。海外受注は初めて。原子力技術を応用した粒子線治療装置は、患者への負担や副作用が少なく、今後の需要拡大が見込まれる。初受注によって海外市場の開拓に弾みをつける。
東芝は韓国の大手医療会社と共同受注しており、受注額は約150億円。東芝の畠沢守執行役常務は「最先端のシステムが、がん治療に貢献すると確信している」と述べた。
粒子線治療装置は大型の加速器を使って、放射線の一種である陽子線や重粒子線を腫瘍に照射し、がんを治療する装置で、従来の放射線治療に比べて副作用が少ないのが特長だ。
なかでも重粒子線は陽子線より治療効果が高く、照射回数も少なくて済む。だが、加速器など設備が大きく、施設にサッカー場くらいの広さが必要なことが普及を妨げていた。これに対し、東芝は今回「体育館くらいの広さにして導入しやすくした」という。
東芝は2015年に発覚した不正会計問題で悪化した財務を改善するため、医療機器事業をキヤノンに売却したが、原子力事業と技術を共有する粒子線治療事業は本体に残し、技術開発を継続してきた。事業を手放さなかったのは海外を中心に受注が見込めることも理由の一つ。先端技術である粒子線治療装置は現在、世界70施設で稼働するが、今後は先進国に加え、中国など新興国でも需要が拡大し、年10施設規模の新設が予想される。
1基100億円前後もする大型設備だけに導入できる病院は限られ、国内では普及が一巡。国内受注が3施設にとどまる東芝にとって、成長には海外での受注が欠かせない。一方、世界では欧米企業の力が強く、日立製作所も昨年末に三菱電機の粒子線治療装置事業の買収を決めるなど競争が激化。一段の小型化、低コスト化の技術開発が受注競争を勝ち抜く鍵を握る。
一部転載:
東芝、韓国で重粒子線がん治療装置を受注 初の海外案件 市場開拓に弾み
2018.3.30 06:08
東芝は29日、韓国の延世大学校医療院から重粒子線がん治療装置を受注したと発表した。海外受注は初めて。原子力技術を応用した粒子線治療装置は、患者への負担や副作用が少なく、今後の需要拡大が見込まれる。初受注によって海外市場の開拓に弾みをつける。
東芝は韓国の大手医療会社と共同受注しており、受注額は約150億円。東芝の畠沢守執行役常務は「最先端のシステムが、がん治療に貢献すると確信している」と述べた。
粒子線治療装置は大型の加速器を使って、放射線の一種である陽子線や重粒子線を腫瘍に照射し、がんを治療する装置で、従来の放射線治療に比べて副作用が少ないのが特長だ。
なかでも重粒子線は陽子線より治療効果が高く、照射回数も少なくて済む。だが、加速器など設備が大きく、施設にサッカー場くらいの広さが必要なことが普及を妨げていた。これに対し、東芝は今回「体育館くらいの広さにして導入しやすくした」という。
東芝は2015年に発覚した不正会計問題で悪化した財務を改善するため、医療機器事業をキヤノンに売却したが、原子力事業と技術を共有する粒子線治療事業は本体に残し、技術開発を継続してきた。事業を手放さなかったのは海外を中心に受注が見込めることも理由の一つ。先端技術である粒子線治療装置は現在、世界70施設で稼働するが、今後は先進国に加え、中国など新興国でも需要が拡大し、年10施設規模の新設が予想される。
1基100億円前後もする大型設備だけに導入できる病院は限られ、国内では普及が一巡。国内受注が3施設にとどまる東芝にとって、成長には海外での受注が欠かせない。一方、世界では欧米企業の力が強く、日立製作所も昨年末に三菱電機の粒子線治療装置事業の買収を決めるなど競争が激化。一段の小型化、低コスト化の技術開発が受注競争を勝ち抜く鍵を握る。