山形大学の重粒子線治療への熱意は褒めるべきかな.
以下は河北新報の記事:
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山形大、がん治療で放射線ネット 58病院連携で患者橋渡し
山形大医学部は9日、計画を進める重粒子線がん治療施設の整備を加速させるため、東北を中心とした58病院・医療機関を結ぶ「広域がん放射線治療ネットワーク」を設立すると発表した。最先端の放射線治療について各病院で患者の適用診断を行い、実施施設へ橋渡しする態勢を構築する。
東北の六つの大学病院のほか、重粒子線治療施設を持つ放射線医学総合研究所(千葉市)、陽子線治療装置を設置する総合南東北病院(福島県郡山市)などが参加する。年内に稼働する予定。
山形大の重粒子線治療施設整備の関連予算から約1億円を充て、58病院をつなぐ通信機器などを整備する。テレビ電話会議システムを利用し、高度治療を行う施設の外来診療を受けられる仕組みをつくり、患者の負担軽減を図る。
記者会見した嘉山孝正学長特別補佐は「高度な放射線治療を実施する施設は数少ないが、大学や病院間の連携が不十分で、利用はほとんど地元の患者に限られてきた」と指摘。「ネットワーク構築で垣根を取り払い、山形大の重粒子線がん治療施設を含めた医療資源の有効活用のモデルを築きたい」と強調した。
山形大は東北、北海道で初となる重粒子線治療施設の設置を計画。現在、装置の開発を進めており、4年後の治療開始を目指している。
2014年06月10日火曜日