マルダセナの一般向け解説書の
Illusion of Gravity(scientific america)
は全体がとても明快だ。

ここで彼が重力は幻想だといっているのは
E.Verlande が主張しているところの
重力は存在しないといっているのとは異なる主張だ。

 マルダセナはあくまでも重力の量子論を追求しているが
重力を含む理論はホログラフイック原理を援用すれば相補原理から
重力を含まない理論で解釈が可能なので
その意味では重力は幻想だともいえるといっているのであって
重力子そのものは存在しないといっている
元超弦理論家のフエアランデとはことなる。

最終的にどちらに郡パイがあがるかというと
おそらくフエアランデだろう。

数学の簡便さと難解さが成否を分ける事に成ろう。