JPARC事故の報道は理解に苦しむ内容が多い。

たとえば記事の一つでは

今回、高エネルギー加速器研究機構などのチームは、標的の金に当てる陽子線のエネルギーを徐々に強めながら、どのような粒子が出てくるかを確認していた。標的の金は縦横6ミリ、長さ66ミリの角柱形。容器に入れられて陽子線が通る真空のパイプ内に置かれていた。高エネ研の峠暢一(とうげのぶかず)理事によると、陽子の流れを制御する電磁石の電源にトラブルが発生し、予定より400倍強い陽子線が照射された可能性が高い。この結果、金が過熱して蒸発したり、金から目的外の放射能を帯びたナトリウムやヨウ素などが生じたりした。

そんなことはありえない。取り出し電磁石の過電流でビーム強度があがるなら、其の方法を特許にして採用したいものだ。実際におきたことは、本来ゆっくりと取り出すべきビームがはやくとりだされたものだ。


いったい、新聞社には理系の記者はいないのだろうか。それならば大学や研究所の専門家に
目をとおしてもらうべきだろう。

そもそも原子炉と加速器のだす放射能はまったく量も出方もことなる。
という主張をKEK のひとたちは堂々と主張すべきなのだが
マスコミに脅かされ最初から白旗をあげているようだ。

そんなことではこれからのビームパワーの大増強(ほんとうはうまくいかなかった当初の目標値なのだが)
にいけなくなってしまうことになります。