ラドン温泉なでホルミシス効果があるラドンはWHO によれば発がん性があるという。
ラドンはどこからくるかというと地下深部のマグマにふくまれるウランが崩壊したものだ。
最も半減期の長い222Rnは238Uを始まりとするウラン系列に属し、
起源は238U(半減期4.468×10^9年)→234U(2.455×105^年)→230Th(7.538×10^4年)
→226Ra(1600年)→222Rn(3.8日)である。
222Rnの壊変生成物は数十分の半減期で高エネルギーのα線3本及びβ線2本の放射線を出して210Pb(約22年)に至る。
鉛-210はさらに崩壊して
ベータ線を放出して、ビスマス-210(210Bi、5.01日)になる。低エネルギーのガンマ線が放出される。ビスマス-210もベータ崩壊してポロニウム-210(210Po)に変わる。ポロニウム-210はアルファ線を放出して鉛-206(206Pb)となる。鉛-210があれば、ポロニウム-210もある。
けっこう問題となりそうである。
原発推進者が
自然放射線と比べて、原発由来のラドンなどとたいしてかわらないからと
放射能の安全性を強調することがおおいが
自然放射能といっても
あなどってはいけない。
”
生体に対する影響
鉛-210・ビスマス-210から放出されるベータ線とポロニウム-210から放出されるアルファ線による内部被曝が問題になる。10,000ベクレルを経口摂取した時の実効線量は6.8ミリシーベルトになる。自然界に存在する鉛-210と崩壊生成物による年間被曝線量は、骨髄で0.14ミリシーベルト、骨表面で0.7ミリシーベルトとされている。
骨格に入ったものは60%が1ヶ月以内、20%が1年以内に排泄され、残りの20%は長い間そこに残るとされている。
”
それにしても
宇宙線以外い地球内部の天然ウランが何十億年もかけてトリウムになり
そしてラジウム、そして空気中のラドンになり、そして。。。。
と元素は核変化をしていくのである。
諸行無常の平家の世界である。
ラドンは地下水のトレーサーとしても利用され
わたしもガイガーカウンターで山のなかで水脈を探索したおことがあった。