ILCで超伝導空洞が選ばれた理由は
"
常伝導型の加速空洞と超伝導型の加速空洞との開発研究の比較の結果、超伝導型の加速空洞の方が、全体システムとしてより高いエネルギー効率でビーム加速できること、空洞内で発生するウェーク場が比較的弱いためビーム品質を保ったまま大電流のビーム加速を行ううえで有利であること、空洞の「Q値」が高い(空洞内に高周波電力の共鳴状態をいったん発生したあとの減衰スピードがゆっくりである)ため、比較的低いピーク電力の高周波源で運転が足り、電力パルス長は増やす必要があるもののピーク電力を増やすよりは楽、などの点で評価され、決定されるに至ったものである。
"
といわれている(クリック)
ただしい選択だったろうか。
というのは35MeV/m の電界達成にくろうしているので。
兵庫のXFEL はCバンドというより高周波帯のRFを採用しているが
こちらのほうが放電はしにくい。
そして、装置はすでに完成している。