日本の本格的陽子線治療は高エネルギー物理学研究所のブースター加速器から始まった。
わたしは当時、その関係の仕事をしていたのだが、
だれが放射線治療をはじめたのかは、なにも聞いていなかった。
陽子線治療はブースター利用施設の一部であって、
中性子利用と中間子利用と陽子線治療の3つのセンターが
ブースター施設を構成していた。
そもそもブースター利用施設はだれが最初に考えついたのだろう?
こういうのを最初に提案する人は偉い。

佐々木先生(最初の施設長)が在命中に聞いておくのだった。