【ニュースの現場】揺れる湯沢町
2008年09月29日に朝日新聞 新潟県版に上のようなタイトルの記事がのった。
記事は
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000809290005
で全文を読める。
内容の一部を抜粋すると:
●最先端がん治療施設誘致を計画
スキーリゾート地として知られる湯沢町が、最先端がん治療施設の誘致計画を巡って揺れている。観光客の減少に悩む町は「新たな活性化の核」として建設に積極的だが、運営方法や施設内容にはっきりしない点も多く、住民からは不安の声も聞こえてくる。(津田六平)
財団の理事長に就任予定の丸茂正光氏らによると、この施設はがん治療病棟や研究棟などを備え、患者搬送用のヘリポートや公園も整備する。最終的には月1千人(この数字はたぶん記者の間違いだろう。)の治療を見込み、事業費は約300億円。来春にも着工し、4年以内の稼働を目指している。
さらに、国が公募する「先端医療開発特区(スーパー特区)」に申請中。丸茂氏は「世界最先端の施設になる」。上村町長も「これからは観光産業1本では困難。この誘致は人を呼び込み、雇用も生み出す」と期待を寄せる。
.....
.......
●住民 具体性見えず困惑
「夢みたいな話で、逆に心配」「資金繰りは大丈夫か」
町民説明会では、突如降ってわいた計画に戸惑う声が少なくなかった。具体的な計画が明かされなかったからだ。
席上、丸茂氏は「資金を出したいという企業はたくさんある。町に出せとは言ってない」と強調した。
が、運営母体となる財団法人の設立手続きもまだ完了していない。「理事にはこの分野におけるトップクラスの先生方が就任する」とするだけで、それ以上の説明は先延ばしにされた。
こうした中、「桂仁会」が茨城県に今春開設した医療福祉センターの医療部門が稼働していない事実も判明した。
町保健医療センター長の井上陽介医師は「計画通りの患者数を本当に受け入れられるのか。スタッフの確保も容易ではないはず」と指摘する。
建設予定地にも問題が浮上している。町が95年に光学会社跡地を約12億3千万円で取得したものだが、揮発性有機化合物などの重金属が埋まっていることが判明。町が負担する土地汚染の処理に10億円かかるとの予測もある。
また、上村町長の「(資金繰りについて)他人の財布の中まで見る性格ではない。丸茂さんたちを信じている」との発言にも、「無責任だ」との声が上がっている。
重粒子の計画は規模がおおきいので、このような紺案はつきものだが、佐賀県と同様、なんとか、困難をのりきって、民間施設を実現してほしい。
湯沢町の計画の場合、住民への説明が、不十分であったらしく、住民へのしっかりした説明を再度していただくのがよいのではないだろうか。
地域の計画だけに町長のようにただトップダウンで決めるのではなく
多くの地域の人たちの積極的な支援が必要だろう。
また、医療と装置専門家の支援体制の人たちを含めた第二回目の説明会が切に望まれる。
2008年09月29日に朝日新聞 新潟県版に上のようなタイトルの記事がのった。
記事は
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000809290005
で全文を読める。
内容の一部を抜粋すると:
●最先端がん治療施設誘致を計画
スキーリゾート地として知られる湯沢町が、最先端がん治療施設の誘致計画を巡って揺れている。観光客の減少に悩む町は「新たな活性化の核」として建設に積極的だが、運営方法や施設内容にはっきりしない点も多く、住民からは不安の声も聞こえてくる。(津田六平)
財団の理事長に就任予定の丸茂正光氏らによると、この施設はがん治療病棟や研究棟などを備え、患者搬送用のヘリポートや公園も整備する。最終的には月1千人(この数字はたぶん記者の間違いだろう。)の治療を見込み、事業費は約300億円。来春にも着工し、4年以内の稼働を目指している。
さらに、国が公募する「先端医療開発特区(スーパー特区)」に申請中。丸茂氏は「世界最先端の施設になる」。上村町長も「これからは観光産業1本では困難。この誘致は人を呼び込み、雇用も生み出す」と期待を寄せる。
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●住民 具体性見えず困惑
「夢みたいな話で、逆に心配」「資金繰りは大丈夫か」
町民説明会では、突如降ってわいた計画に戸惑う声が少なくなかった。具体的な計画が明かされなかったからだ。
席上、丸茂氏は「資金を出したいという企業はたくさんある。町に出せとは言ってない」と強調した。
が、運営母体となる財団法人の設立手続きもまだ完了していない。「理事にはこの分野におけるトップクラスの先生方が就任する」とするだけで、それ以上の説明は先延ばしにされた。
こうした中、「桂仁会」が茨城県に今春開設した医療福祉センターの医療部門が稼働していない事実も判明した。
町保健医療センター長の井上陽介医師は「計画通りの患者数を本当に受け入れられるのか。スタッフの確保も容易ではないはず」と指摘する。
建設予定地にも問題が浮上している。町が95年に光学会社跡地を約12億3千万円で取得したものだが、揮発性有機化合物などの重金属が埋まっていることが判明。町が負担する土地汚染の処理に10億円かかるとの予測もある。
また、上村町長の「(資金繰りについて)他人の財布の中まで見る性格ではない。丸茂さんたちを信じている」との発言にも、「無責任だ」との声が上がっている。
重粒子の計画は規模がおおきいので、このような紺案はつきものだが、佐賀県と同様、なんとか、困難をのりきって、民間施設を実現してほしい。
湯沢町の計画の場合、住民への説明が、不十分であったらしく、住民へのしっかりした説明を再度していただくのがよいのではないだろうか。
地域の計画だけに町長のようにただトップダウンで決めるのではなく
多くの地域の人たちの積極的な支援が必要だろう。
また、医療と装置専門家の支援体制の人たちを含めた第二回目の説明会が切に望まれる。