repopulation

一般に腫瘍への治癒効果と正常細胞への障害は同時に
起こり治癒と障害(コンプリケーション)の割合は照射線量によってきまる。
同じ量の放射線を腫瘍と正常部位にしあてた場合、治癒効果のほうが
障害効果よりも高いので放射線治療が成立する。
これを分かりやすく図示すると上の
(a)のように描ける。
この図の左の曲線治癒のほうの曲線、右にずれたほうが障害の曲線。

線量の横軸のA,B,C はそれぞれ
A: 治癒あり、障害なし。
B: 最適
C:すべて治癒しかし障害多し。
である。
TCD50 は腫瘍の50%が治癒、DC50は50%の患者に障害が現れる線量である。

図(a)は平均的な放射線感受性のグラフで
(b)は耐放射線のがんの場合のグラフである。
ファクター3くらいで
最適値の値が異なることがわかる。

以上は通常のX線でのケースである。

これは4つのRのひとつの Repopulation でした。

重粒子については
2006-09-23 10:55:13

重粒子では照射回数を減らすとQOLがあがる?


をごらんください。