MoE外伝~覇道をつかむ者~ | とある社会人ゲーマーの電脳誌

とある社会人ゲーマーの電脳誌

ネタは基本MMO。リアルもあるかも。
壁紙参照元:画像内のロゴを参照ください。

現在、ニコニコ動画での創作活動がメインになってきたので、
更新は止めてます。
気になる知り合いが居れば、
知り合ったゲーム関連の方でメッセージくれれば教えます。


今月もダイアロスステージ参加枠が取れたのでMoE外伝を公開しました。


基本的に演劇にもできるんでしょうけど、私は台本しか作ってないので朗読劇ですね。





今回はゲーム内BGMを取り入れて、少し臨場感出してやりました。


BGMをOFFにしてた方は仕方ない。





「平日で見れるわけないだろー」な方のために公開しときますね。


ちなみに、特定の人に見せるためのブログなので、ブログ順位とか気にしてません。


そのため、変な応援メッセージ(例えば「定期的にUPしてください」)とかは不要です。ご了承ください。





MoE外伝~覇道をつかむ者~



1~3は挨拶用なので割愛。


4

キ・カ大陸の首都、ドラキリア。

上流貴族は王に媚びへつらい、欲望を享受していた時代。

中流貴族は成り上がろうと更なる栄誉を求めていた時代。


5

以下は、兵士、農民、鍛冶屋、商人とその日暮らしを懸命に過ごしていた。

だが、存在を忘れられた者たちがいた。

貧民。権利すら与えられず見捨てられた者たち。


6

アクセルは貧民街で生まれ育った男だった。

幼少の時分に、天涯孤独で住んでいた土地を追い出され、

数人の仲間とともに目のついた家に強盗に入るようになった。


7

生産性のないその行為は、住民に不安と、さらなる迫害を生んだ。

しかし、貧民の彼らは、それ以外で生きるすべを知らなかった。

牢に入れられれば、いわれのない暴力を受け、死者も出た。


8

そんな日々が繰り返される中、ある日、アクセルの前に1人の男が訪ねてきた。

オグマ:少年。出してやろうか?その呪縛から。

オグマとアクセルの出会いはこうして始まった。


9

まだ若いオグマはアクセルの身元を引き取り、所属する組織【武閃】のメンバとして招いた。

アクセルは砂に水が吸われるかのように、武閃で得られる知識を吸収した。

話し方、物の買い方、武器の使い方、仲間との共闘……。


10

数年後、彼は師匠であるオグマと同等の能力、いや野心という意味ではオグマの上を行くようになった。

かつて、見捨てた「貧民以外」の者たちを見返すために、確固たる地位を望んでいた。

カミナと出会ったのはその頃だった。


11

トライデントの1人、カミナ。

ラル・ファク神の名の元、すべての人は神に愛され、人として正しく生きなければいけない、と説くラル・ファク教の上級司祭。

だが一方で、「神に愛されない」貧民の存在は誰よりも心を痛めていた。


12

カミナは、周囲の反対を押し切り、貧民街に単身入り、実状を確認しに行った。

そんな時、アクセルにかつての仲間から連絡があった。

「上級司祭が1人でうろついている。全員でいたぶって、見放した奴らを悲しませてやろう。」


13

アクセルは、天秤にかけた。

己の野心を満たせる行動は、司祭の救出か、貧民達の加勢か。

答えは、決まっていた。


14

アクセルは、司祭カミナを助けた。かつてリーダーとその仲間を、数年間学んだ武術により退けたのだ。こうしてカミナに気に入られ、出世していく。


15

カミナの推薦により、アクセルは帝国騎士に入隊する。

アクセルの周囲からは、貧民街から「姫」を助けた勇者として尊敬され、

カミナの周囲からは司祭の危機を救った神の御使いと敬われた。


16

貧民達への裏切り。

貧民達はその後も貧民街から出ることは叶わなかった。

アクセルと彼らのつながりが分かるものはもうオグマしか、いなかった。


17

アクセルが騎士長となった頃。

闇の魔術師であったイーゴがイルミナをおびき出すため、ホイ族に攻撃を仕掛けさせた。

これが20日間戦争であった。


18

魔術師イルミナ、大神官ミスト、そして騎士長アクセルによってこれを撃退する。

その功績により、アクセルは「キール」の称号を得た。

その二つ名に「謎の出世頭」とひそかに囁かれていた。


19

アクセルがカミナと「恋人」だと評された頃。

ドラキリアも昔ほどの権威を失っていた。

イルミナは、イーゴによりドラキアの滅びた未来の幻影を垣間見た。


20

運命を変えようと皇帝に進言し、ダイアロス遠征が決定し、ドラキア帝国軍に親衛隊「トライデント」の招集がかかる。

フォレスター・ジュネ、アルケミスト・カミナ、ウォーリアー・ホルテ。

それぞれが直属の組織「フォレール」、「アルケイナ」、そして「武閃」を引き連れ共に旅立つ。


21

フォレールの任務は「ノアストーンおよび戦力の調査、必要なら要人の暗殺をすること」、

アルケイナの任務は「魔法によるノアストーンの制御方法を確立させること」、

そして武閃の任務は「立ちはだかる敵を倒すこと」とされた。


22

ドラキア帝国軍は、首都への奇襲によってエルガディンを制圧する作戦をとる。

12日間戦争の始まりであった。

空を飛ぶエルガディン軍には、先手が魔法と弓しか効かなかった。


23

消耗戦となっていく。

艦隊は竜騎士により一隻ずつ沈められ、

海蛇の隠れ家からの奇襲により、戦線は硬直となる。


24

ジュネ率いるフォレールはノアストーンの位置を調査、

カミナ率いるアルケイナは、負傷者の手当、

ホルテ率いる武閃は、レクスールヒルズにて本陣防衛のための陽動戦闘を行っていた。


25

ジュネの報告により、ノアストーンの位置が特定され、戦況が一変する。

ドラキア軍は本陣を放棄し、ノアストーンめがけて全軍突撃を開始した。

各地に散っていたドラキア軍も陽動を仕掛けつつ、イルミナ親衛隊の元へ集結していく。


26

いよいよ、次の日に制圧という状態となり、カミナがアクセルの元に訪ねてきた。

カミナ;アクセル。もし明日生き残れたら、これからも一緒にいてくれますか?

アクセル:あぁ、明日は大きな戦いとなる。生き残れたらな……。


27

アルケイナの代表に告白された「勇者」を見た武閃のメンバは

口笛を鳴らしたり、アクセルを祝福していた。

そんな中、オグマは嫌な予感がしていた。


28

アクセルは自分の地位に目がいって、カミナのことは見ていないのではないかと。

自分のために、かつての仲間を見捨てたことを知っているオグマ。

だが、アクセルを助けた自分を信じたかった。


29

己の野心を全てを満たしたかに見えたアクセルに、イーゴが囁く。

イーゴ:お前は、ドラキア皇帝となる男だ……。

イーゴ:そのために、お前は、トライデントを、そしてイルミナを……。


30

翌日、予想通り大きな戦いとなった。

ノアストーンにより増幅された魔法は勇猛果敢なホルテを貫き、

ジュネの奇襲により、ノアストーンの制御者の暗殺に成功したが、ジュネは少年剣士に殺害される。

トライデントが死亡し、動揺するドラキア軍。


31

その頃カミナは、ビスクの非戦闘民を誘導していた。

それが神の慈悲でなければならないからだ。

だが、そこにアクセルが立ちはだかる。


32

アクセル:裏切るのか、カミナ。

カミナ:戦わないものは敵ではないわ、アクセル。

アクセル:そうやって、かつての貧民街のように自分が力を持つものだと誇示するわけだ。


33

カミナ:私はそんなことっ!

アクセル:お前はどんな気持ちだったかは知らんが、少なくとも俺や「あいつら」はそう感じたんだよ!

アクセル:何も知らず、見たままを信じる「司祭様」!


34

アクセル:俺は、ドラキア皇帝になり、唯一の力を持つものとして全てを支配する!

イーゴの黒魔術の影響もあってか、アクセルは支配欲に飲み込まれていた。

【……アクセル。ごめんなさい。】


35

それがカミナの最期の言葉だった。

かくして、ドラキア軍はノアストーン奪取に成功。

戦争は、ドラキア軍が勝利した。


36

かつてのエルガディン首都ビスクにビスク王国が建立され、「女王」イルミナが即位した。

だが、もうイルミナが頼れるのは、わずかしか残されていなかった。

ホイ族侵攻の際にともに戦ったミストとアクセルである。


37

かつて神官養成学校の同級生であったアルケイナ臨時司祭の大神官ミスト。

戦いの空しさを知り、軍を抜けたフォレールのヴォルフガング。

そして、アクセルの危険性を知る武閃団長オグマ。


38

12日間戦争の活躍により、ビスク最高指揮官となったアクセル。イーゴによって未来への一矢が放たれようとしていた。

彼は歩みを止めることはないだろう。たとえイーゴに操られ、皇帝となり、イルミナが見た幻影通りの未来を導いたのだとしても。

なぜなら、そうする以外に、『かつて、見捨て
た「貧民以外」の者たちを見返す』すべを知らなかったからだ。





終劇。





あとテンプレですが一応。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

本内容への閲覧は自由ですが、

他媒体への転載及び編集行為は禁止します。

また、同媒体であっても、本人の許可なく記載することを禁止します。

もしこれに違反した場合は、著作権保護法に則り、

記載した媒体の管理者及びその記載者に対し、

生じ得た影響への責を負うものとします。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*