月と蟹 | 小さなときめき
- 月と蟹/文藝春秋

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道尾秀介さんの直木賞受賞作品を読んでみました。
主人公は10歳の男の子。
私は10歳の頃どんな風に考えたり、感じたりしていたかなと思い出しながら、読みました。
この年頃の男の子は結構残酷なことを平気でやってしまいますよね。
やどかりを炙り出す描写なんかはなんだかとてもリアルで気持ち悪いかも。
それを『やどがみ様』と呼んで願いをかける。
子供ならやりそうな遊びですね。
そういえば、同級生の男の子達が、かえるに爆竹をつめて遊んでいたなぁとか思い出したり。。。
慎一の心の動きがとても上手く表現されていて、どんどん感情移入してしまいました。
慎一の置かれている状況は、10歳の子には辛いことが多すぎる気もしましたが、
それを泣き喚くわけでもなく、辛さを内に溜め込んでしまっている感じなので読んでいて苦しかった。
ハッピーエンドではないけれど、すごく不幸でもない。
現実ってこんな感じだよなぁ。。。と、そんな読後感でした。

