番外編・伝説の… (サブタイトル:○○ンさんごめんなさい♪) | 徒然とわ日記

徒然とわ日記

日々の暮らしの中、心に留まった事を綴ります(^-^)
雑記帳みたいなものです。
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「違う!違うわっ!」
倒したラージャンの逞しく引き締まったヒップを撫でながら、とわは首を振った。
「これじゃないわ…これも魅力的だけど!これは伝説のお尻じゃ無いわ!」



遡ること1週間ほど前。

とある街のギルドにて。
ウルクススの資料を見ていたとわは、挿絵の尻尾の違和感に首を捻った。
「ねえ、ウルクススの尻尾って、こんなに丸っこく無いわよね、ガロン?」

「あぁ?…ああ、そうだな。もっと平べったいよな。」
ガロンは、手元のメモ用紙に、せんべいのような尻尾を描く。

「ええー…さすがにもう少し丸みあるわよ。」

「そうだっけか?」

わいわい討論していると、ラギがやって来る。
「確かめに行って来たらどうだ?」
彼はピラッと、「雪のちウルクスス」の受注書をテーブルに乗せた。

「…爺や~!ウルクススの尻尾を見に行って来るわ!」
とわは、雑貨屋でボウガンの弾の注文をしているジョウジに声をかけ、既に支度済みのガロン、ラギと共に、集会所を飛び出して行った。

「おじょ…!」
彼がはっと振り向いた時には既に、出発を告げるベルが鳴ったところであった。
「…やれやれ…。」




結局、ウルクススの尻尾はチョビッとしたものであった。
だが、それ以来、とわは取り憑かれたようにモンスターの尻を追い回すようになった…。
さらに、ヒップにも色々タイプのあるのを知ったお嬢。

「わたくしは究極のお尻が触りたいの!」
食事中に突然立ち上がり、彼女は宣言した。
爺やとワグナーは思い切りスープを噴き出し、虎姫はフォークに刺さったウインナーを思わず落っことす。
ガロンのみが平然として。
「聞いたことあるぜ、把凛っていう女ハンターが、とびっきりのいーいケツしてるんだとよ。
助平な男どもが言うんだ、間違いねぇだろう。」

「把凛さん…。」
とわの目がキラリと輝いた。




翌日から、ドンドルマの街に、あるお嬢様ハンターの噂が流れ始めた。
モンスターハンターを目指していたその娘は、何かとても可哀想な事情によって精神を病み、
とうとう尻ハンターになってしまった、と。



「くっちゃーーい!多分、把凛さんのお尻はこんなものじゃなーーーい!!むきーーー!!」
夕暮れの遺跡平原で、討伐したババコンガのお尻を撫で回し、絶叫する娘が1人。

「…お嬢様……。」
「お嬢……。」
「とわ…。」

チカン注意と書かれたその看板のすぐ横で、男が3人、そっとハンカチで目頭を抑える。
年輩の男が、ため息をつく。

「ちょっと会わない間に何があったんだ…。」
ユクモ装備の男が呟く。

「オレの尻ならいつでも触らせてやるのに…。」
仮面が、心なしか哀しげだ。



カアーーーー。バカァーーーーーーー。
カラスが1羽、夕焼けを背景に飛んで行った……。





伝説の…fin.
とわ著