対になるもの 15 | 徒然とわ日記

徒然とわ日記

日々の暮らしの中、心に留まった事を綴ります(^-^)
雑記帳みたいなものです。
見てくださったら嬉しいです(^_^)/

ベースキャンプに着いたジョウジ達。


当然ながら、ナイト達の姿は無かった。



「ふむ、我らを待たずに出発したか。」



「………。」



ジョウジはトワを見る。


「どうされます、トワ殿?やはりナイト殿を追いかけますかな?」



「当り前よ、絶対に逃がさないんだから!……彼女の死の真相を知る必要があるの。
納得できない限り、思い出になんてできないわ。」



「…わかりました、そこまで決意が固いのであれば、拙者は引き留めませぬ…。」



静かに言うジョウジに、シオンが問う。


「おい、いいのかジョウジ…。本当に行かせても。」



ジョウジはトワをしっかりと見据える。彼女の覚悟を今一度確かめるかのように。


彼女の瞳をしばし見つめ、彼は目を閉じた。



「トワ殿は途中で我らと別行動をとり、そして時間までに戻らなかった…。


ギルドにはその様に報告しておきます。ご承知下され。」



「爺やさん……。」



「これは、トワ殿とナイト殿…お二人の問題。部外者の拙者が口を出すわけにもいきますまい。


…ご自身の答えを納得いくまで求められよ。」


トワの目をみて、ジョウジは頷く。



「ご配慮、感謝します。」


トワは一礼し、支給品の地図を取り出して狩り場に駆け出した。



「良かったのか?」


トワの後姿が消えるのを見つめていたジョウジに、シオンが改めて問う。



「ああ…。今の彼女には我らが何を言っても無駄だろう。


……それだけ、亡くしたものが大切なものだったのだろうよ。」



「ジョウジ、お前、少し変わったな…。」


シオンが微笑む。



「ん?そうかな?」



「ああ。以前のお前なら、間違いなく引き留めていたよ。」



「まあ…俺にも色々あってな。さてと。俺達も行くとするか…なぁシオン?」


ライトボウガンを担ぎなおすジョウジ。



「そうだな…。考えても、俺が知らないお前の時間を理解できるわけじゃないし。」


あとで色々話してくれよ、シオンはジョウジの肩を小突く。



「そうだな、追々とな。…それじゃ、行くか。」



「よろしく頼む。」



「どうぞよろしく。」



3人はキャンプを後にした。






さて。時は少しだけ遡る。


一足早くキャンプについたナイト達。



「地図は持ったか?」


ナイトの問いに、



「ええ、持ちましたわ。」



「ああ、しっかりな。」


2人が応える。



「では、出発だ。」


歩きだすナイト。



「おい、おっさん達を待たないのか?」



「爺や達もすぐ追いついてくるでしょうに。」



「……来ないならいい、俺ひとりで行くだけだ。」



―――どうする?


とわを見て、無言で肩をすくめるガロン。



とわは、黙ってナイトの後を追う。



「しゃあねえな。付き合うとするか。」


ガロンも2人の背を追った。





3人は、地図を見ながら鉱石を採掘する。



「ねぇ、ナイト様。」



「どうした、お嬢。」



とわは何か問いたげにナイトの側に来る。



「…先程のトワの言葉が気になるか?」



「はい…。」



「当ったり前じゃねぇか!編み笠…あの話、本当なのか?」


ガロンもピッケルを手に寄って来る。



「彼女の言ったことか?」



「おぉそうだ。あの姉ちゃん、お前を誰かの敵(かたき)みたいに見てたじゃねぇか。」



「………。」






つづく


とわ&GG共著