それからしばらくしたある日の午後
ハンターギルドから店にある物が届いた
布にくるまれていたそれは
「これはモノブロスの?」
「ああ…間違いないね。」
そう…モノブロスの真紅の角だった
狩猟時間を過ぎたのでギルドの職員がキャンプに迎えに行ったところ…
ベットの上に書き置きと一緒に置いてあったそうだが男の姿は無かったという
書き置きには
「この角を加工屋の女将に渡してほしい…」
そう書いてあった
「馬鹿だよ…あたしはこんな物ほしくないのにさ。」
角を見つめて母がぽつりと呟いた…
ハンターは過酷な職業だ
例え今日は無事に帰れたとしても明日もそうとは限らない…
俺の仕事は少しでも彼等が帰って来られる手助けをする事だけだ…
短編・老狩人の挽歌fin
GG独著