エピソード・疾風迅雷 プロローグ | 徒然とわ日記

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日々の暮らしの中、心に留まった事を綴ります(^-^)
雑記帳みたいなものです。
見てくださったら嬉しいです(^_^)/

夏の暑さもだいぶ和らぎ、秋の気配が感じられるようになった。

ワグナーは、新しい狩猟依頼を探しに、集会所に来ていた。
クエストボードに貼りつけられた沢山の依頼書を、一枚一枚めくり、じっくりと確認していく。
だいぶハンターとして成長してきたものの、まだどのクエストでも受注できるわけではなかった。

ワグナーの目が、その中の一枚に留まる。
「近頃、ある地域で様子のおかしなジンオウガを見たという報告が多い、調査をしてほしい。」との内容であった。

ワグナーは手招きをして、ジョウジに問う。
「どう思う?」
「そうですな、おそらくは狂竜症ではないか…」
爺やの言葉を最後まで待たず、女性の声が割入ってくる。

「すまない、少々よろしいか?」
振り返ると、すぐ後ろに、2人組のハンターが立っていた。
片方は赤いレウス装備、声をかけてきたハンターは緑のレイア装備を身につけ、揃ってスラッシュアックスを背負っている。
女性と思しき声に、ワグナーは少し後退り、爺やに助けを求めた。
ジョウジは小さくため息をつくと、問いかける。
「失礼ですが、あなた方は?」
これを受けて、レイア装備のハンターが一礼する。
「これは失礼した。
お二人の会話を盗み聞きするつもりはなかったのだが…。先程『狂竜症』と聞こえたもので。」
「?」
「実は私達も狂竜症について調べているのだが、なかなか手がかりが掴めなくてな……。そこで今日も、何か情報は無いものかと依頼書を見に来たら…。」
ジョウジが返す。
「拙者達の会話が聞こえてきたと?」
「うむ」
女性は頷き言葉を続けた。
「出会ったばかりであつかましい話なのだが、もしも依頼を受けるのであれば私達も加えて貰えないだろうか?」

ワグナーはジョウジを見やる。
「どうする爺や?」
ジョウジは、丁寧に問う。
「失礼ですが、あなた方のハンターランクは?」
答えた2人のハンターランクは、受注可能なランクに達していた。
「ランクは大丈夫ですな…拙者は構いませぬぞ若。」

つづく
とわ&GG共著