前回の記事で書いたとおり、この週末(10/14-10/15)、大阪に出て「北斎」展を観てまいり
ました
。(15日は京都国立博物館で「国宝」展を鑑賞しました。実際は“鑑賞”と言えるような状態
ではなかったのですが
) 夫と二人で京阪で遊んだわけですが、直前まで行けるかわから
なかったので行く前はだいぶヤキモキしましたが、なんとか無事に念願叶って“「北斎」&
「国宝」”を楽しめた
。今回記事にする「運慶」、「北斎」、「国宝」―この「国宝」展では雪舟の
国宝6件一挙展示(→こちら)を観るのが目的でした―の三展、運慶、北斎、雪舟、三巨匠の
作品と一週間足らずの間に向き合うのは精神的にも肉体的にも相当キツい
。でもこの
チャンスを逃したら多分死ぬまで後悔する…秋バテ?で心身不調でしたがその一念で上方へ
GO
。寺社めぐり記と併せて後日記事にいたしますね
。
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という次第で今回は10/4の「運慶」展鑑賞記を(;^_^A。前回の続きになります
。両国の
すみだ北斎美術館で「パフォーマー☆北斎」を鑑賞した後、上野に出てトーハク(東京国立
博物館)へ。
以前、美術検定の試験勉強で
![]() |
カラー版 日本仏像史
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美術出版社の『日本仏像史』を読んだ時に、《無著・世親立像》の迫真さに胸を打たれました。
彫像にはあまり関心が無く、お寺めぐりをしていても仏像にはそれほど注目してこなかった
〝火打石〟なのですが、『日本仏像史』を読んで少し変わった…御仏のお姿の表現に心が
動くようになってきたのです。そして《無著・世親立像》をどうしても観たい(こんな言い方は
たいへん失礼だと思いますが〝火打石〟の感情を正直に申し上げます)と。特に無著像に
惹きつけられた…無著・世親は“釈迦入滅後約千年を経た5世紀ころ、北インドで活躍し、
法相(ほっそう)教学を確立した”(興福寺 文化財 木造無著・世親立像より コトバンク こちらも参照)
高僧の兄弟だそうですが、興福寺の《無著・世親立像》ではその高僧の兄弟の高潔で深遠な
精神性が余すところなく表現されていて、“日本肖像彫刻の最高傑作”と謳われるのも、美術
書で写真を目にしただけですが納得できる…その《無著・世親立像》を目の当たりにできると
いうのですからこれはもうトーハクに足を運ぶしかない
。卯月には奈良国立博物館で
「快慶」展も観てきたし(こちらの記事を参照なさってくださいm(_ _ )m)、半年ぶりに“快慶・
阿修羅・運慶スタンプラリー”のシートにスタンプを押さなくては
。
☝早速応募してみました
。結果や如何
。それにしても押印が下手だな
…
※無著・世親についてはウィキペディア「無著」「世親」も参照なさってくださいm(_ _ )m。
上野駅を出て国立西洋美術館の前を通ってトーハクへ…「北斎とジャポニスム」、観に行く
からね
。
10/4は水曜日でしたがトーハクの前にはかなりの人…平日の昼時でしたがさすが「運慶」![]()
この分だと会期末近くの土日は行列だな、きっと
。
☝張りつくようにポスターを見つめているおじさんが![]()
会場に足を踏み入れて…人混みに圧倒されながらもそれ以上に天才仏師・運慶のパワーに
圧倒されました
。《世親菩薩立像》の前ではしばらく動くことができなかった。《八大童子
立像》は活き活きしていて、少年マンガのヒーローみたい
…どの作品もみんな素晴らしくて、
〝火打石〟如きが訳知り顔に感想を述べるのは烏滸がましい
。(「運慶」展の公式サイトの
「みどころ」「主要作品」をご覧になってください
) ただ一つだけ言わせてくださいm(_ _ )m。
「9/13の“観てきました!”」の記事(こちら)でも書かせていただきましたが、〝火打石〟は
運慶の《四天王立像》(奈良・興福寺 南円堂安置)の多聞天像にミケランジェロの彫像を
感じてしまった…運慶の仏像もミケランジェロの彫像もホモセクシュアルの匂いがする。そして
さらに思い出したのが大塚ひかりさんの『男は美人の嘘が好き』
![]() |
男は美人の嘘が好き―ひかりと影の平家物語
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の65頁の、“『平家』作者は女嫌い?”という文章…『平家物語』の成立した時代と運慶の活躍
した時代はほぼ同じ(13世紀前半?)のようだから、ホモセクシュアルの匂いは時代の精神⁇
…多聞天像のドラマチックさにはある種のナルシシズムも感じましたが、これもまた『男は
美人の嘘が好き』に書かれていることと重なるところがある。ミケランジェロと『平家物語』を
連想しつつ運慶の仏像を鑑賞…それはまったく的外れな見方なのかもしれませんが
。
運慶クラブファンサイト「運慶學園」は残念ながら〝火打石〟は入学しませんでした
。
全国各地に分散する運慶の仏像…静岡県伊豆の国市の願成就院さんからは毘沙門天立像
が出品されていました。静岡県民、駿河国住民ですが伊豆国の願成就院さんはまだお参り
していないなぁ
。美術展鑑賞記(「運慶」展を美術展というのには問題がありますが)を書き
ながら寺社めぐりに思いを馳せている。これが〝火打石〟の仏像鑑賞の醍醐味なのかもしれ
ません。運慶の仏像を追って寺社めぐり
、そんな夢想を楽しむ〝火打石〟なのでした
。














