上野で3展美術展を鑑賞して、有楽町に出る〝火打石〟。出光美術館
の「田能村竹田」と三菱一号館美術館の「画鬼暁斎」を観るつもり
なのですが…山手線外回りなら上野、御徒町、秋葉原、神田、東京、
有楽町となるのですが、今回はまず出光美術館のある有楽町に出て、
ラストを東京にしました。新幹線で帰るからですね(;^_^A。
8/2まで出光美術館 で開催されていた「田能村竹田 」、この江戸時代
後期の文人画家の名を〝火打石〟が覚えたのは恥ずかしながらここ
数年のこと…日本絵画を意識して観るようになってからでした(*v.v)。。
文人画(南画)も積極的に観るようになって名前を覚えた画家、
田能村竹田 。当然その作品としっかり向かい合ったことはなく、これを
良い機会と鑑賞させていただくことにしたわけです(=⌒▽⌒=)。
文人画はこう言っちゃぁナンですが、“爺様趣味”な絵だとも思うの
ですが、観ているうちにその魅力を味わえるようになってきたみたい
(≡^∇^≡)。今回の企画展では“Ⅲ 微細な色彩と薫り―生命あるもの
へ”の章が面白かった(‐^▽^‐)。《蘭図》、絵葉書欲しかったのに
売ってなかった
。残念
。
↑有楽町駅で見かけた大黒さま…美術展鑑賞中でも神仏に反応して
しまう〝火打石〟(;^_^A。
そして丸の内の三菱一号館美術館 …先週小布施でお目にかかった
(?)河鍋暁斎の企画展「画鬼暁斎 」(=⌒▽⌒=)。(“小布施でお目に
かかった”についてはこちら ) 小布施で暁斎を観て、「三菱(一号館
美術館)にも必ず行くよ!!。」と心中呟いていたわけですが、その翌週
に観るとは我ながら気が早いというか
。
暁斎は「一人オールジャパン」と山口晃さんの『ヘンな日本美術史』で
書かれていますが…ほんと何でもあり!の人ですよねぇ(ノ゚ο゚)ノ。巧い
よなほんと、達者な絵とでもいうか…なんて訳知りなこと言っちゃって
ますが、実は〝火打石〟が暁斎の名を知ったのは絵を観るように
なってかなり経ってからなんです(*v.v)。。というのも〝火打石〟の
絵好きの元はギリシャ神話に負うところが多いので
。西洋絵画
から入ってるんですよね。なので日本の画家(絵師)についてはまだ
まだ勉強不足
。(もちろん西洋の画家についてだって勉強不足
なんですが
。) そんなこともあって日本画の企画展には意識的
に足を運ぶようにしています。今回竹田と暁斎を続けて観ましたが、
この二人、江戸後期と幕末明治と、時代的に極めて近いんですね
(*^▽^*)。(竹田は1777―1835年、暁斎は1831―1889年。←ウィキ
ペディア参照) 画風は全然違うし、そんなことこの記事を書くまで
考えもしませんでしたが、気付いてみると妙に嬉しい
。世界が少し
広がった気がします。
残念だったのは会期が前期だったので↑が観られなかったこと
。
悔しいなぁ
。(ブレブレの写真でごめんなさいm(u_u)m。) でも
春画が観られたのはちょっとしたオドロキでした(ノ゚ο゚)ノ。春画といえば
この秋、文京区目白台の永青文庫で「春画展 」が開催されますが、
いろんな意味で楽しみだなぁ
。せっかくなので夫も誘ってみますか
(*^▽^*)。
暑さでバテバテになってしまった今回の5展鑑賞、集中力も保てず
情け無い(>_<)。企画展だけ鑑賞してビデオ上映などは皆すっぽ
かしたのに結局“5展の壁”は超えられなかった
。(って当然
でしょう…5展ぶっ通しで美術展を観るなんて普通の人はやらない
よ
。ましてこの36℃近い猛暑の中…) ほとんど普段着で都内に
出てきて正直恥ずかしかったのですが、街を歩く外人さんたちの方が
ラフなカッコだったのでホッとしました
。そうよね、暑いもんね
、
暑過ぎるもんね…帰りの新幹線でうとうとしつつ、猛暑を呪っていた
〝火打石〟なのでした(T_T)。





