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アイドルのCMと言えば・・・
お菓子に始まり、電化製品などに行き、顔も売れてさらに美しさも認められれば化粧品へとつながる。
そう、化粧品のCMに出ることは、アイドルにとって憧れだった。

85年の秋、石川秀美はついに化粧品のCMをゲットする。
もちろん、イメージソングも本人だ。

秋だというのに弾けるポップなこのCMソングは、石川秀美の健康美にピッタリで、売り上げ的にはそれほどではなかったが、瞬発力のあるヒットなる。
「ザ・ベストテン」でも自身の最高位を記録し、この曲で唯一の紅白出場も果たす。
他の82年組が苦戦を強いられる中、彼女だけはノリノリに見えた。

 ♪心に 影をひく 秋の陽は せつない

イントロからポップなのに、歌詞は秋っぽい。
なにがせつないのかというと

 ♪違う 誰かを 抱いても

彼は、まだ自分のものではないのである。
そこで、登場!

 ♪愛の呪文を とくのは 私よぉん

彼女独特のオシの強いセクシー歌唱で、彼を奪いにかかる。
どんな方法で呪文をとくのかというと

 ♪100億の 魅惑の粉を ふりかけて あげるわぁん

なんて豪華な(w)
そして最後は

 ♪あなぁ~たを~ほらっん とぉんりこに するのよぉん

手招きしている石川秀美が見えるようだ。
その後、くもの糸をからめてみたりと、あの手この手で落としにかかっていくのだが、この曲は石川秀美の魅力が満載だったと思う。

「もっと接近しましょ」みたいなベタなセクシー路線より、明るいエッチの方が彼女らしかったように思う。
もちろん、勢い重視の「熱風」みたいな路線も良かった。

石川秀美は、たいていのアイドルが秋にはしっとりと攻めてくるのに対して、春も夏も秋も冬も勢いで攻めてきた。
唯一、春先ぐらいにやや勢いが弱まるときがあったぐらいだろうか。
歌い方もコッテリしてたし、顔も濃いし、かなり暑苦しかった。
なので、シングルベストを聴いていると、グッタリと疲れてしまう(w)

それでも、さわやかイメージを保っていたのは、彼女の天性の魅力だったのだろう。
河合奈保子の妹分として、十分に活躍したと思う。