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正統派として売り出したはずなのに、いつのまにかみんな色もんになっていく色もんアイドル製造プロダクションのホリプロ。
その中で、一見色もんに見えたのに、普通の枠におさまってしまったのが、大沢逸美だ。

身長170cmでショートカット。
顔立ちもキリッとした感じで、ボーイッシュな雰囲気にあふれていた彼女。
パッと見た感じは、「この人は大物に違いない」と思わせるものがあった。

スカウトキャラバンでグランプリを取った時点で、売り出し方は決まっていたのだろう。
デビュー曲は「ジェームスディーンみたいな女の子」
タカラヅカ路線を狙ったものと思われる。

・・・が、曲はカッコ良くみせかけただけの歌謡曲。
ジェームスディーンを狙ったら、高倉健になってしまった感じ。
詩は女の子からラブレターをもらって、いい感じになってしまうという、狙いすぎたレズっぽさ。

 ♪Boy or Girl ひどく 微妙さ~

男性はもちろん、女性もドン引き(w)

さらに、歌う本人は見かけに完全に負けた普通なキャラで、歌もイマイチ。
なんだろう、この人、声はいいのに、声量はないし、手足が長いのに、なんかドンくさい動きなんだよなぁ。
全てがチグハグな印象というか。

曲的にもチグハグな感じだった。

この曲は2ndシングル。
タイトルからしてインパクト勝負。

もちろん、この曲のインパクト勝負は「キリキリ舞い」という言葉だけでない。
恋という名のダンスをジルバやルンバのように踊る訳だが、その様子がスゴい。

 ♪スロー スロー スロー
  クイッ クイッ クイッ クイッ クイッ クイッ クイッ クイッ クイッ クイッ

何事かと思うが、その後に続くサビを聴くと分かる。

 ♪私の ハートは キリキリ舞い
 ♪私は あなたに キリキリ舞い

キリキリ舞いな心と踊る姿をあわせた表現みたいだが、クイックの連呼がキリキリ舞いな感じが出ていて、ステキだと思う(w)
ただ、ジェームスディーンみたいな女の子だったはずなのに、彼に「キリキリ舞い」にされるというヘタレっぷりはどうなんだろう?

この曲は、もちろんインパクトがあったのだが、歌う大沢逸美の声がイマイチ弱々しいせいか、色もん大売り出しだった83年という年が悪かったのか、文字で見るほど強烈な印象はなかった。
それよりも、「この大きな女の子は何がしたいのだろう?」という方が気になった(w)

と、いう訳で、スカキャラらしく売れない路線をまっしぐらになってしまった彼女だが、やはり見た目のインパクトというのは大きく、目立たなくとも忘れられることもなく、今までそれなりな芸能活動を続けている。

なんか、やってくれそうな雰囲気があるんだよなぁ。
なんとなく惜しい素材だったように思うのだ。
スタイルもいいし。

まぁ、「ダンシング・レディ」みたいなカッコいい曲でもダメだったし、「まるはだか ON THE BEACH」みたいなハジケタ曲でもダメだったし。
結局、どう売り出しても成功しそうになかったんだけど(w)