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最近は暖かい日は春みたいな陽気になってきた。
2月というと、例年なら寒いのだが、アイドル歌謡では2月発売といえば、春の歌が多い。
という訳で、2月発売の春の歌を一発。

世間での酒井法子はキャピキャピしたイメージばかりが先行していたが、歌手としては、1年目の終わりぐらいからアイドルとして懸命に頑張る姿と「夢冒険」の成功で「健気」というキーワードが見え始めていた。

キャラクターとしての「のりピー」と真面目で健気な「酒井法子」をくっつけたのが、この「GUANBARE」だ。

この曲は弾ける応援ソングであるが、夢冒険みたいに誰かを応援するのではなく、応援するのはあくまでカワイソウな自分。
この、「顔で笑って、心で泣いて」路線は、酒井法子の魅力を引き出す秘密兵器だったと思う。

だいたい、彼女は不幸顔で、声量がなく不器用な歌い方なので、ノーテンキな歌が完全に似合うとも思えない。
だけど、声質は芯が強くて前向きな感じもするし、あんなキャラだったので、暗い歌が似合う感じでもない。
そこで生まれたのが、ノーテンキなフラレ歌。
泣き笑いが混在する魅力を見いだしたレコード会社のスタッフはすごい。

 ♪Good-bye love! ちょっぴり にくんでみたいけど
  1,2,3 最後に 思い出すのは 彼の笑顔

ふられた彼を憎みきれない女の子はどうするのか。

 ♪GUANBARE! Pure my heart 元気をだすのよ
  傷つくほど 人を 愛した なんて 素敵なコトよ

なんと、前向き自分応援へと気持ちを転換してしまう。
この泣き笑いな感じが、自然に似合っていた。

ちなみに、この曲では1,2,3を「ワン、ツー、スリー」「アン、ドゥ、トロワ」と二通りの読み方をする、キャンディーズ方式をとっているが、キャンディーズと違い「アン、ドゥ、トロワ」と読むことに何の意味もないような気がする。
踊ってる訳でもないしなぁ。
なんなのだろうかと気になっている。

このまま、2年目は「一億のスマイル~PLEASE YOUR SMILE~」「HAPPY AGAIN」「ホンキをだして」と健気で明るい女の子路線を快走し、彼女の歌手活動としてはピークを迎える。

だが、3年目に入ってからは、自分以外の人も応援してしまったりして、イマイチになっていき、そのうち応援ソングさえも歌わなくなってしまい、完全に迷走。
壊れた感じの歌とかは、本当に似合わなくて痛々しかった。

本当は性格が悪いとか、893の娘だとかいろいろな噂もある人だし、発言なんかを聞いていると明らかに変な人なのに、なぜかいつまでもPureやWhiteという言葉が似合う人だと思う。

最初の頃に明るく元気なイメージをつけたことが活きているんだろう。
何をしていても無理をしてそうな薄幸なビジュアルと、決して上手いとは思えない歌と演技が+に作用しているし。
そこまで狙ってのキャラづくりだったとしたら恐ろしい(w)