父が買ってから放置していた土地を相続し、売却益を兄弟で分けることになりました
千葉県の奥の方にある1970年代の造成地で、地元の不動産屋に査定を頼むも査定不可という回答
近隣の土地に売買がないエリアで、排水も悪いとのことでした
仕方ないのでそこの自治体の空き地バンクに登録しました
土地が売れた!
その時に指定された不動産屋から、買取希望者が現れたとの連絡がありました
その後価格の合意を経て、契約のために再度この地を訪れました
買主は隣地の所有者で、不動産屋の社長さんでした
隣地には家が建っていたのですが、10年ほど前にこの土地を家ごと購入し、今は貸しに出しているそうです
その土地の購入時うちの土地は草が生い茂っていたそうで、刈ってもいいか登記上の持ち主に手紙を出したが宛先不明で戻ってきたそうで、その手紙も見せてもらいました
そのため勝手に草刈りをしていたそうです
父が手入れも登記変更もしなかったせいですね
ちなみに草刈りなどの管理を不動産屋に依頼すると年間15000円程度とのこと
空き地バンクの担当不動産屋が隣地の住人に営業をかけてくれたそうで、住人は自分は賃貸だけど持ち主に連絡してみるとつないでくれたようです
買取価格
結局、買取価格は空き地バンクに出していた金額の1/3、父の購入価格の1/10になりました
投資としては明らかな失敗ですが、自分の手元を離れただけでもよかったです
また、現地周辺の様子を見ているので需要がないことは明らかで、こんな早く買い手が見つかったことにむしろ御の字です
そもそもバブル期とはいえ、あの立地で坪単価70000円はぼったくりな気がします
ちなみに、山林か雑種地として扱われていたため固定資産評価額は1万円にも満たず、固定資産税は非課税だったようです
契約手続
当日は不動産屋の事務所へ行き、重要事項説明書、契約書、告知書の読み合わせを行いました
その後買主と合流して書面に押印からの代金の受領
司法書士が来て、登記手続の委任状へ署名押印、登記識別情報通知を渡しましたが、パスワード部分が開封済みであることは何も言われませんでした
これで諸々の手続きは終了で、ちょっと雑談してから帰りました
これで融資が絡んだりするともっと面倒なんでしょうが、遠方から来る私のために手続きを1日で終わるように手配してくれた担当業者の方には感謝です
これで父の相続に関してはすべて現金化できました
不動産取引の経験もできたので、また将来役に立てばいいなと思います