さて、どんな苦痛を与えるか
アマギるか、全身をレアに焼くか
いや、針の山も悪くない

・・・まあ時間はたっぷりある
せっかくの休日だ
地獄すら生温い痛みを与えてやる
「どぼじで・・・ごんなごど・・・」
息も絶え絶えな親れいむ
たったキック一発で、脆いやつだ
「理由、か。そんなの簡単さ」
俺は針を取りだし、言い放つ
「てめえがゆっくりだから、それだけだ」
針を右目に突き刺した
「ゆびぃぃぃぃっ!!」
そうだ、アマギりの練習しなくてはな
どうしても眼球をくり貫く前に目を傷つけてしまう

「・・・こうか」
「ゆべぇぁっ!」
くそっ、ミスった
目の前で眼球を破壊される親の姿は、産まれたばかりの赤ゆたちにはどう写っているのだろうか?
「ゆぎっ、ゆぎぃぃぃ、ゆがぁぁっ!!」
まぁ いい
もう片目ある
今度こそは・・・

「無理無理、お前みたいに乱暴では出来ないぜ」
「っ!?」
いつの間にか隣部屋の奴が後ろにいた
「どうしてここに」
「ドア、開いてたぜ」
ぬかった。俺としたことが

「おにーざん、お゛ね゛がい゛でずぅ゛ぅ゛ぅ゛!!でいぶだぢをだすげでくだざあああぃ!!」
「え。無理。こんなに飼いたくないなー。一匹だけなら、考えてもいいけど・・・な」
「おい、お前・・・」
「まあまあ、一人で独占するなよ」

「「れぃみゅ、しにちゃくにゃいよう!」」
「おかーしゃん、れぃみゅをたちゅけちぇにぇ!!」
「どぼじでぞんなごどいうのぇぉ!!」
「おかーしゃん!」
「おかーしゃん!!」
「おかーしゃん!!!」
「「「おかーしゃん!!!!」」」

「がぁぁぁ!!うるさい!!おまえらなんかでいぶのごどめじゃないよ!ゆっくりしね!ゆっくりしね!ゆっくりしねぇぇ!!!」

親れいむは赤ん坊達を片っ端から潰し始めた
「ゆぇぇぇん!おにーしゃん、たしゅけちぇ!!」
赤ゆのうちの一匹が、俺に助けを求めてきた
「・・・無理だ」
「どぼじでぞんなごどゆうのぉぉ!!」
「・・・俺は「だって、こいつは、生物学的には♀だからな」
「ゆっくりしね!」
「ゆぎゃぁっ!もっちょ・・・ゆっきゅり、しちゃきゃった・・・」

「無理もないな。そんなボーイッシュな服着てれば、人間でも間違えるぜ」
「・・・・・・けっこう気にしてるんだぞ、俺は女だ」
「(じゃぁ一人称直せよ・・・)さて、この親、どうする?」
目の前では、親れいむがさっきまで「でいぶのあがぢゃぁぁぁん」だったモノを貪っていた
「暫く預ける、殺すなよ。俺はシャワー浴びてくる」
「身体中餡子だらけだな。まだまだ虐待お姉さんへの道は遠いぜ」
「うるさい」


—はぁ
まさか介入されるとはな
あぁ、また説明してなかったな
この男はナハト。
俺の中学時代からの腐れ縁だ

実のところ、虐待を始めたきっかけはこの男だったりする

こいつのゆっくり駆除のバイトで、もりのけんじゃ(笑)ことぱちゅりーの群れを皆殺しにしていたのを目撃して以来、急に虐待に目覚めたのだ

元来生き物を潰すことに躊躇いはなかった
中学、いや高校か
理科室で無断で生物の解体をやって、厳重注意されたな

・・・今は昔を懐かしむときではないな
ちゃちゃっと洗って、また虐待しなければ

ほどいた髪が美しく舞う
こうすれば彼女の外見は女性そのもの
だが彼女はこの長髪を気に入ってないらしい

—その頃、ナハトは
「おにーさん!でいぶだけになったよ!でいぶをかいゆっくりにしてね!」
「おおそうかいそうかい。同族殺しご苦労様、んじゃ・・・」
ナハトは親れいむを持ち上げた
そして

「同族殺しなんかしたれいむなんか要らないぜ・・・ゆっくり死ねや、な?」

一瞬の早業だった
れいむの片目が綺麗さっぱり無くなっていた
「ゆぁぁっ!!なにもみえないよう!」
「安心しな、殺しはしないからさ」
「さ、さっき、飼ってくれるって」
「考えてもいい、とはいったが、飼うとは言ってないぜ。・・・ゆっくりなんか飼うかよ、カス」
ナハトは短刀でれいむの表皮を剥き始めた
「びぎぃぃぃぃ!!!」
アイデンティティーである「ゆ」も言えないほどの激痛

「相変わらずれいむ種が一番ウザいな。声がいちいちシャクにさわる」
「びぎぃ!びぎぃぃぃぃ!!!」
リンゴのように皮を剥くと、中々不気味なオブジェの出来上がり
「お前にはその姿がお似合いだな、それがお前の生き様だ!」

「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・」
冷蔵庫よりラー油を取り出した
そして、一滴一滴、わずかにかけ始める。
「ゆぎにぁぁぁ!いぢゃぁぁいっ!いぢゃぁぁいょぉっ!!」
傷口に対して・・・
人間なら、塩を振れば激痛が走る
しかしゆっくりは辛いものを垂らせば形容しがたい激痛が走る

「痛い?痛いだろ?悪いね、こう言う生業なんでな・・・って、今回は仕事じゃないな」
そこに、私が現れる

「これ、新種のリンゴ?」
「こんなやかましいし不味そうなリンゴがあるかよ」

「後は任せろ」
「(さて、お手並み拝見だな)」

「確か、少し前にみた漫画であったな・・・」
俺はキリをライターで熱した
「お、キリライター?」
「ゆぅぅぅ!!ゆっくり止めてね!ゆっく・・・ゆびゃぁぁっっ!!」
「・・・♪」

れいむがどんどん原型を失っていく
「・・・さーて、そろそろいいかな・・・」
れいむをつまみ上げた
「ゆ・・・ゆっくりやめてね!ゆ・・・ゆぎゃぁぁっ!!」
「いただきます」
一口だった
口の中で甲高い悲鳴が聞こえた
さて、お味の方は?
・・・まあまあだな

まだまだいじめが足りないようだ。
「お疲れ様だね」
「・・・・・・ああ」

「虐待に興味あるなら・・・バイト、するか?」
「・・・給料は?」
「時給800円+働き次第さ」
「・・・・・・」

一週間後
「ここか・・・祭りの場所は」
「おーい新人君、君はこいつとペアを組んでくれ」
「来た来た、じゃ始めようか」
「わかった」

俺はバイトを始めることにした
親からの仕送りだけでも十分だが、体の奥底に沸き上がる何かを押さえることができなかった

面接とか心配だったが、ナハトの口添えにより、面接抜きで採用。
女性の希望者が少ないらしく、喜ばれた
男とは単純だな。

本日の仕事はある群れの「駆除」だ

さあて、やるか
音ゲーなんて
この世から無くなればいいのに