プラント「アーモリーワン」

「ニホンから帰ってきてすぐこんなのに呼ばれるなんて、人気者だな、俺も」
市街地を男が歩いていた。
銀髪の少し変わった髪型、そして白いトレンチコートに蒼いジーンズ。ついでに首からペンダントを提げていた
「あれ、基地はどこだっけ」
そんなとき、目の前に若い少年が現れた。

「ああ、そこ行く少年」
「はい?」

「えーと、ザフトの基地は何処かな?この辺は初めてでな」
男はザフトの証のIDカードを見せた

少年は丁寧に説明してくれた
「ご丁寧にありがとうな」

男は更に歩いた
「あ」
道端の店に入っていった

暫くして、ボトルを持って出てきた。
コーヒー牛乳だ

基地へと歩き出す
しかしまた寄り道する
大手のデパートに入っていった
デパートの高層階へ行き、本屋へ。
どうやら料理の本を探しているらしい


因みにこの日、ここ「アーモリーワン」では、ザフトの新造戦艦「ミネルバ」の進水式がある。

そんな中アーモリーワンには、オーブ首長国連邦現代表「カガリ・ユラ・アスハ」が来ていた
オーブからの亡命技術者を軍事協力させていたことへの文句だろうか
作られたガンダムは全てで五機
インパルス
セイバー
カオス
アビス
ガイア
このうちセイバーは開発が遅れていた

その頃、アーモリーワンのとあるハンガー(格納庫)には、およそ軍事施設には似合わない子供が三人いた
彼らはザフト兵士に呼ばれ、武器を渡される

彼らは走った!
彼らは子供とは思えない戦闘能力で訓練された兵士達を虐殺する!

そしてハンガーにある、三機のガンダム・・・
カオス、アビス、ガイアに乗り込んだ!
そして簡単に起動させ、周囲のハンガーを潰し始めた

ガンダムが強奪されようとしていた。

デパートにも警報が鳴り響いた。
客や店員が逃げるなか、男はデパートの屋上で買ったコーヒー牛乳を飲んでいた。

警報に気づいたが、構わずコーヒー牛乳を飲み続ける。

500竓のボトルが空になると、ゴミ箱に投げ棄て、懐から端末を出し、屋上の端に走りながら叫んだ
「コール・ゲシュペンスト!!」
男は加速をつけ、防護柵を飛び越えた!
そして空の彼方から現れた漆黒の亡霊。
そのコックピットに華麗に(ダイナミックに)搭乗!

「行くぜ!相棒!」
その勢いのまま、暴れるガイアガンダムをサイトに捉えた!
「ゲシュペンストキック!」
見事にガイアを貫き、軽くぶっ飛ばす。

「よぉ、俺も混ぜてくれよ!」

いまここに、新たな戦いが始まろうとしていた

次回「ゲシュペンスト@戦いを呼ぶもの」に続く