渡航日記 成田省吾 | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

 

 

このブログをご覧になっている皆さま。

こんにちは、こんばんは、おはようございます。

 

海外事業部カタン班の成田です。

 

早いもので渡航は今回で二度目、

渡航日記として文字を綴るのも二度目、

 

一度目はたった半年前だっていうのに。

 

そのころ常に小躍りしていた私の童心が、

 

今ではどこか暗い場所に落ち着いたようです。

 

さて、しっとりしたプロローグに始まりますが、

本文もそうハッピーな内容ではないので悪しからず。

 

 

私は、国際協力をするのに向いていない。

 

これほど

絶望的で、

悲劇的で、

 

かつ心が清算されるような一瞬間を体感したことがあるでしょうか。

 

皆の手も声も届かない別次元の世界へと、

何かに強く引っ張られる感覚。

 

そしてその何かは、

実家のように大きく、

家族のようにあたたかいものです。

 

私はその一瞬を忘れることができないでしょう。

 

薄々どころか強く自負し続けていたところは多々ありますが、

 

人と触れ合い、話し、手を取り合うという、

いわば人生そのものが、

私は苦手なのだと改めて知ることとなりました。

 

そしてその、人生そのものが、

国際協力という場においても、

変わらず、何よりも大切だと実感すると同時に、

 

私はただの不適正なガラクタなのだと痛感し、

すべてが解放されたような気持ちでいます。

 

なぜでしょう。

 

なんだか、

遺書を書いているような気分です。

 

死ぬのでしょうか。

死ぬのでしょうね。

 

時間があれば生まれ変わった後の自分に挨拶の文でも書くこととします。

 

 

何を言いたいかわからないようですが、

FESTの一員として、国際協力の一部に関わっていたいという気持ちは不変です。

 

しかし、世界中の誰かのためになにかができるなら、

私はまったく国際協力に固執しません。

 

それは、私の将来に対する宣誓でもあります。

 

それでも当分の間は、

FESTと、FESTの支援地の方々の力になれるよう

 

せいぜい人を生きてやりたいと思います。

 

海外事業部カタン班 成田省吾