テーマは「あなたとFEST」。
私は、昔から強い人間になりたいと思ってきました。強くて完璧な人間に憧れてきました。その思いを持ってここまできました。
高校の部活で挫折を知り、自分の弱さを知り、毎日のように泣いて、そういう自分がずっと嫌いでした。弱い自分が許せませんでした。変にプライドが高かったのだと思います。
大学生になり、FESTに入り、また自分の弱さを実感します。周りと比べて、自分の足りない部分を目の当たりにします。自分のコンプレックスがもっとコンプレックスに…。
その中で変わってきたことは、自分のその弱さもありかもしれないと思い始めていることです。
自分が何でもできたら…
完璧にこなせたら…
こう思いながら自分の無力さを感じ、ダメな部分を見つけは落ち込んできました。
FESTの中活動をしていると、毎週毎回の活動で自分の力不足を感じます。
もちろんもっと…
という思いは無くなりませんが
こんな自分もありかもしれないと思い始めているのも確かです。
弱さも含めて自分なのだと
こんな自分も自分なのだと
受け入れることができてきた気がしています
自分のできないことを数えるのではなく、自分にできることを見つけていく
その代わり、他の人のいいところを見つける
その中でうまく折り合いをつけていく
高校までの部活では、
周りが、顧問の先生が自分のよさを引き出してくれていたのです。
ポジション的に周りを使う役割だった私は、周りの良さを引き立てる努力はしてきました。
ただ、自分については…。
自分の存在を私自身が1番邪魔に思っていました。今思うと、高校の頃の私はコンプレックスの塊でした。
これからは、自分が自分の強みを知っていく
周りの人のよさを知っていく
そこでいかにしてお互いの力を引き出せるか
いわば“最大の”公倍数を求めていくような…
その力が必要なのだと思います
団体で活動していくとは、
そういうことなのだと思います
FESTのメンバーは、みんなが、みんな、全員違う良さをもっています。最近は、みんなの良いところばかりが目につきます。それぞれの強さに気付かされます。
その中で自分の力不足を思い知りながらも
このように考え方が変化していることは
成長であると信じています。
FESTがこの考え方に変えてくれました
サモトラケのニケ
ミロのヴィーナス
…とまでは言えませんが
自分の不完全さを受け入れて
少しだけ肩の力を抜いて、
共に活動する人たちと
前進していけたらと思います。
稚拙な文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
埼玉大学教養学部1年 山崎美波