YouTubeで、昔良くテレビにでていたオウム真理教の上祐氏がインタビューを受けていた。
すっかり年をとってはいたが、理路整然とした語り口は少しも褪せていなかった。
◯街録
https://www.youtube.com/watch?v=7T52aEZttsU
内容の是非はともかくとして、強く印象に残ったのは
「重い十字架を背負ってしまった人間がいかに生きていくか」
ともすれば、死んでしまったほうがよっぽど楽な毎日を、なぜ生かされているかの理由を探し、これしかない、という日々を過ごしていく。
早稲田大学を卒業した後、当時働いていたJAXAを辞め、交際していた彼女とオウム真理教を選んでしまったがために、そのあとに続く人生。
上祐氏いわく「自分の人生をどう生きるかなど選べたことなど全くなかった。大きな嵐の中で、自分の人生はここまで流されてきた」と。
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昨日から始まった東京オリンピック。
ある意味、私の人生をかけてきたイベントでもあり、
朝からなんとなく見始めたら、結局夜まで目が離せず見てしまった。
一生の全てをかけた選手達の姿は、メダルを取ろうが取らまいが関係なく、シンプルに美しかった。
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私の人生のこの6年を振り返れば、オリンピックに向けた事業の狙いは間違っていなかったと今でも思うが、この1年半は足踏み。
上祐氏も、オリンピック選手も、そして自分自身も、自分の意思と運命に翻弄され、翻弄しながらも、生き、生かされながら、強く生きている。