一応、私、技術系。
職場はもともと女性が少ない、いまだに少ない業界。
50人の部署に4人っていうのが最少だったかも。
私のちょっと上くらいまでが、技術系で入ってもアシスタントのようで、
どんどんやめていった。
私が入社したころは、
一般職、技術職(エリア総合職)、総合職という3つの職域があって、
その年の女子の募集人数によってどの職域で入れるかが違ってきていた。
当然、給料も違う。一般職 低⇒総合職 高 だ。
ステップアップするには、勤続3年経過後、年1回行われる職域変更試験をクリアする必要があった。
一次試験は筆記試験 SPI、専門試験、論文
二次試験は面接
女性しかない試験。
私は一般職だった。
同じ大学、学科の3つ上の先輩は、技術職。
同じ内容の仕事をして、同じように客先へ行って、同じように絞られても、給料が違う。
入ったころは、
3年も上の先輩のことだし、あまり自分と比較することもなく、のんびりと構えていた。
女性が入ってくる頻度は、3年ごとくらいであったし・・。
そんな油断を見られていたのか、
たった次の年、
超一流大学院卒が入ってきた。
きけば、総合職院卒だから、階級たるや4つも上!!
ひいいいいい
しかも美人ときた。
ヒイイイイイ
とはいえ私先輩だしと、動揺を見抜かれないように、ふるまっていた。
とあるボーナス日の後、
「初ボーナスで時計買っちゃいました」
と光る腕時計を見せられ、完全ノックダウン。
はい、私のボーナス2回分~。