我が家のあんず、ここなはシスチン尿症です。



2019年の時点では珍しかったのですが、近年フェレットでも珍しいものではなくなってきています。

ですが、犬猫でもシスチン結石になる子は少ないため、治療法に関しては獣医さんでも知識が浅いようです。

シスチン結石に関して、情報を得るために4つの病院をまわりました。
全てフェレットの実績のある病院です。

はっきりと治療法を答えてくれたのは1件のみでした。


結石ができやすい子は水分を摂らないですアセアセ
うちの2匹も水分はあまり摂りません...

どこの病院に行っても、まず水分について言われると思いますが、水を飲まない子に飲ませるのは、結構難しいんですえーん

なので、毎日ふやかしやミルクをあげたり、ケージに置いている飲み水にバイトを混ぜてみたりしました。

1番反応が良かったのは人間用のOS1です。
原液でそのまま飲ませるのではなく、水:OS1=9:1ほどの割合でケージに置いていました。

ただ、ボトルがめちゃくちゃ汚れるので小まめにボトル内の掃除が必要です。

さらにボトルを廃止してお皿にしてみたのですが、ここなは水を掻き出すのでボトルに戻しました。

あんずはお皿の方が飲んでくれます。

ピュアクリスタルも導入しました。


フードについて。
植物性タンパク質のものは結石ができやすいので、動物性タンパク質を主としたフードを与えます。

そしてグレインフリーのものが良いなどいろいろ聞きましたが、シスチン尿症の子にはどんなフードを与えても結石ができますタラー

摘出手術をしてから再発を防ぐためにフードを全て変えたのですが、結果再発しました。


1番詳しく教えてくれた病院によると、
シスチン尿症は遺伝子疾患です。

なのでフードは関係ありません。
ただ、水は飲ませた方が良いとのことです。

我が家の3匹中2匹がシスチン尿症になってしまい、飼い主が悪かったのか...と思って落ち込んでいましたが、遺伝子疾患だと聞いてホッとしたのを覚えています。

シスチン結石は酸性尿により結石ができてしまいます。

なので、シスチン尿症の子は尿が酸性に傾きやすいのです。そういう体質です。

体質を変えることはできないので、薬で尿をアルカリ化すると結石化を防げます。

きりがおかでもくらたさんでも教えてもらえなかったのが、
チオラトロノーム という薬があるということ。

この薬を知らない病院では、とにかく水を飲ませることと、それ以外に治療法がないことを言われるでしょう。
私もそうでした。

チオラトロノーム
この2種類の薬が尿をアルカリ性に傾けてくれます。
ですが、フェレットだと投薬データが少ないそうです。

この薬、フェレットで有名な病院の先生も知らなかったぐらいなので、病院によっては用意がないです。

アニファ(現かかりつけ)では、先生にお願いして薬を発注してもらいました。
先生もこの薬に関しては知らなかったようですが、調べてもらい、チオラのみ1日2回投薬しています。

ただ、この薬は個体差があり、効く子と効かない子がいます。

我が家のあんずは薬が効きにくい。
ここなは薬がめちゃめちゃ効くので、フェレットに必要な最低量のみしか飲ませていません。
全く効かない子もいるようです。

この薬を飲ませてから1年以上経ちますが、膀胱内に結石はできていません。

ただ、あんずはお股にジャリジャリしたものが付着していることはありますタラー


また、先生にお願いをして、毎月の診察では膀胱内のエコー検査と尿検査を行なっています。

尿検査では尿のpHを調べてもらえば、薬が効いているのかがわかります。

あんずは以前5(酸性)だったのが6(中性)に傾き、
ここなは少量の投薬で7(アルカリ性)まで傾きました。

加えて顕微鏡で尿を見てもらい、結晶が出てきていないかも見てもらうと安心です。

あんずは毎月の検査で結晶が出てくる確率が高かったので、薬を増量してもらい、現在の量で落ち着いています。

家で簡単に尿のpHを測れる試験紙もありますので、試してみてくださいOK


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薬をやめたことですぐに再発した子もいるようなので、あんずとここなには生涯この薬を飲み続けてもらうつもりです。