ロシアの隕石落下跡地に3000年分のダイヤモンドが眠っていることが発表される



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 皆川亮二の漫画アダマスとかを読んで、ダイヤモンドなどの鉱物は、裏で大きな組織がその相場を操っていると思っていたんだけど、これだけ大々的に発表になった裏側には何があるのか?そこのところも含めて面白いニュースが飛び込んできた。

 ロシア、シベリア地帯の、3500万年前に小惑星の隕石したクレーター部分(インパクトゾーン)に、現在の世界供給量の3000年分にあたるダイヤモンドがあることが判明。総カラット数は1兆カラット以上。とてつもない量だ。


 政府は既に1970年代から、直径100平方キロメートルにも及ぶインパクトゾーンに大量のダイヤモンドが眠っているという事実を知っていたそうだが、ダイヤモンドの価格変動を抑制するためにこの事実は極秘とされていた。

 政府当局者はクレーターに隠された宝石のふた開けるべく、ノボシビルスク研究所の科学者たちに調査させている。

 ダイヤモンドが眠っているクレーターの場所

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シベリアのダイヤモンドは、通常のダイヤモンドの2倍の硬さを持ち、高精度の科学機器や工業用の研磨機として使用するのにも最適だという。既に発掘ははじまっており、2007年には13億5000万ドル分のダイヤモンドが産出され、そのうち98%はベルギー、イスラエル、東南アジア、アメリカなどに輸出された。


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ロシアで大きなダイヤモンド鉱山と言えば、ヤクーチア鉱山が有名だが、それでも産出量は10億カラット程度で、今回発表となったPopigaiクレーターの1000分の1にしかならない。

 2009年、リーマンショックの影響でダイヤモンドの相場が落ち込んだものの、現在は市場が回復した為に、今回の発表につながったとされているが真相はいかに?





<カラパイア 記事より>