山の中に広がる海辺?海色に塗られたブルータウン、モロッコ「シャウエン」の街並み



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モロッコ北部の、見渡す限りの山と高原が広がるその中に、ひときわ目立つ海の青色と白色。まるで内陸に海があるのかと錯覚してしまいがちになるその光景の正体は、山の斜面に築かれたメディナ(町)はシャウエンの街並みだ。

 もともとここには、アフロ・アジア語族でイスラム教信者のベンベル人が開拓した土地で、その後、718年から1492年までに行われたキリスト教国によるイベリア半島の再征服活動(レコンキスタ)により、スペインを追われたイスラム教徒やユダヤ教徒がこの地に移住し、街を再建したそうだ。その際、町全体をユダヤのシンボルカラーである青と白に装飾されたという。

その後ユダヤ教徒らは、イスラエルへ移住していったそうだが、町はそのまま青と白に装飾されたまま残されている。街の建物のみならず石畳や坂道まで青と白に塗られており、ここが山の中であることをうっかり忘れてしまいそうになる光景が広がっていく。

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小道の両側にひしめき合っている家も、青色効果でひんやり涼しく見える。
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1912年にモロッコはフランス保護領モロッコ、スペイン保護領モロッコ、タンジールの3区域に分割され、各国による植民地支配が行われた。シャウエンはスペインの保護領にあったが、第二次世界大戦後、モロッコの独立に伴い、シャウエンの町もモロッコに返還された。

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青い街並みにちょこちょこ顔を出す猫たち

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シャウエンはモロッコに観光に来た人々が憩いを求めて立ち寄る場所でもある。

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YOUTUBE動画で見るシャウエンの街
CHEFCHAOUEN / MOROCCO : Blu-ray "WORLD - CRUISE" #04




<カラパイア 記事より>